駒崎弘樹の発言 (少子高齢化・共生社会に関する調査会)

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○参考人(駒崎弘樹君) 御質問、誠にありがとうございます。
 そもそもこの社会起業家というのはイギリスが発祥です。ソーシャルアントレプレナーという英語をそのまま日本語に訳しただけなんですけれども、イギリスあるいはアメリカでは、レーガン政権あるいはサッチャー政権において大きな政府から小さな政府へということで変換を遂げました。というのも、政府の借金が、今日本もそうですけれども、非常に膨れ上がりまして、これは何とかしなくてはいけないというようなところから、政府の役割というのを縮小し、民間でやれるところは民間でやっていこうというような変貌を遂げました。
 そこにおいて、これまでのNPOは連邦政府あるいはイギリスの政府の補助金にある意味おんぶにだっこなところがありまして、補助金で食べていたと。そういったところがばたばたとそうした改革に伴って倒れていったというところの反省から、座して補助金がもらえないから死を待つのみではなくて、自ら経済的自立を果たしながらビジネスの手法を使って社会的課題を解決していこうというふうにNPOが体質転換してきました。NPOからソーシャルビジネスへという流れが英、米、ヨーロッパではあったわけですね。そこから社会起業家というのが生まれてきました。
 ここ四、五年で日本でもその流れというのがありまして、これまでNPOというと、やれ補助をくれとか、そういったある種の陳情を国に対して行うというような色合いというのが強かったんですけれども、昨今のNPOはそうではなく、国を助けて国を頼らずというところで、自ら寄附やあるいは事業によって経済的自立を果たしながら地域の困っている人々を助けていこうというようなところで変わってきているということを是非皆さんに知っていただきたいなと思います。それらが私は新しい公共ではないのかなと。
 これまで官が公共サービスを担っていたところから、そうではなく、民間の、あるいは国民自らが公を担う、そうした気概とそして行動というものが新しい公共という新しい考え方を下支えするのではないかなというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 駒崎弘樹

speaker_id: 19501

日付: 2010-02-24

院: 参議院

会議名: 少子高齢化・共生社会に関する調査会