大西隆の発言 (少子高齢化・共生社会に関する調査会)
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○参考人(大西隆君) 最初に質問がありましたので、私から最初にお答えさせていただきます。ありがとうございました。
基幹産業、御指摘のように外需、地域にとっての外需に対応する産業ということになります。日本の人口が、さっき少しお話し申し上げましたけれども減っていく、かなりドラスチックに減っていくということは覚悟しなきゃいけないということなので、地域という場合に、従来よりもその地域の経済圏あるいは生活圏を少し広く取るということが一つの視点として大事になるのかなと思います。
市町村合併されたわけですが、その市町村、千七百ぐらいはまだその経済圏という意味では小さいかもしれないので、幾つかの市町村が協力してその地域の経済圏というのを考えていくと。つまり、通勤できる範囲というのもかなり距離的に延びているということを前提とすれば、広域で物を考えるということが必要なのかなと思います。
具体的な産業の中身、従来であれば外需というと製造業が代表的なものでありました。あるいは農業も、自分だけで食べるわけではなくて外に売るという産業であったわけです。
もちろんそうしたものもこれからも必要だと思いますが、例えば特に注目されているのは、観光に関連して農業、つまりそこで取れる農作物を加工して、さらにそれを提供するサービスを行うということで、農業に工業、加工で一部製造業がかかわって、あるいはそこに商業とかサービス業というのがかかわるということで、産業がつながりながらいわゆる付加価値を高めていくということが地域にとって重要ではないかということで、私はそこはいろんな工夫があるのかなというふうに思います。
実例を細かく挙げませんけれども、地域の農産物を加工してちゃんとした企業に育っていった事例というのも日本全国にかなり出てきているので、そうした足下を見詰めて、単に原料を外に出す、作ったものをそのまま出すということではなくて、いろんな付加価値を地域の中で加えていくという工夫をするということがこれから重要になるのかなと。そこで、さっき最後に申し上げた、そういうことを、ノウハウを持っている人材が地域で協力するということが大事になるのではないかなというふうに考えているわけです。
以上でございます。