岡田克也の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)

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○国務大臣(岡田克也君) 平成二十二年度政府開発援助に係る予算案について概要説明をいたします。
 平成二十二年度一般会計予算案のうち開発援助に係る予算は、極めて厳しい財政状況を受け、また、行政刷新会議による事業仕分の結果等を反映して、政府全体で対前年度比七・九%減の六千百八十七億四千六百万円を計上しています。このうち外務省予算分は、前年度比五・三%減の四千百三十三億七千八百万円となっています。
 このような中、貧困削減を始めとするミレニアム開発目標の達成や、平和構築などの国際社会の喫緊の課題に対処するため、外務省ODA予算について選択と集中を行い、アフガニスタン支援、環境・気候変動支援、NGOとの連携強化といった主要政策向けの予算は前年度比で増額させています。
 次に、協力の形態ごとに概略を御説明申し上げます。
 まず、無償資金協力については、事業仕分の評価結果を踏まえ、いわゆる箱物整備に係る予算を削減し、人間の安全保障の推進、環境・気候変動対策支援、NGOとの連携強化といった課題にシフトした結果、前年度比四・二%減の千五百四十一億五千万円を計上しています。
 技術協力については、政府全体で前年度比七・二%減の二千六百九十六億五千四百万円を計上しています。このうち外務省予算については、事業仕分の評価結果を踏まえ、独立行政法人国際協力機構の旅費、研修員受入れ経費、調査研究経費等を縮減することにより、同機構の運営費交付金を前年度比五・〇%、約七十八億六千万円削減し、千四百七十九億八千六百万円を計上しています。
 国際機関への分担金、拠出金については、政府全体として前年度比五・六%の増額となりました。このうち、外務省予算分については、めり張りを付け、前年度比約九・六%の縮減を行った後、世界エイズ・結核・マラリア対策基金への拠出金六十億円を計上したため、差引き前年度比二・四%の増額となっています。
 最後に、有償資金協力については、環境・気候変動対策支援、アフリカ開発、金融経済危機への対応等、政府の国際公約を達成するために積極的に活用することとし、出融資計画額を八・七%、七百十億円増額いたしました。なお、その原資については、一般会計からの出資金及び財政融資資金からの借入れを減額する一方、財投機関債等の自己資金の積極的活用を図っています。
 以上が平成二十二年度政府開発援助に係る予算案の概要であります。
 なお、私は、現在の開発援助について国民の共感を十分に得られていないとの認識の下、政府開発援助の在り方について、本年夏までをめどに基本的見直しを行っています。それによって、国民の理解と支持の下、ODAをより戦略的かつ効果的に実施していく考えです。この見直し作業においては、先般いただいた参議院ODA調査団の報告、提言も踏まえ、検討してまいります。
 よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。

発言情報

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発言者: 岡田克也

speaker_id: 12424

日付: 2010-03-23

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等に関する特別委員会