郡司彰の発言 (農林水産委員会)
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○副大臣(郡司彰君) 世界の食料の需給の見通しということと、それによります国内への影響ということの御質問をいただいたというふうに思っております。
今お話がございましたように、世界の食料の長期的な見通しということになりますと、FAO等が昨年の秋に発表いたしましたように、二〇五〇年におきましては、これまでの生産量プラス七〇%の生産量がなければ世界の食料というものは不足をするだろうというような予測値が出されているところでもございます。
近年だけを見ましても、二年前には異常な穀物価格の高騰がございました。これまで後進国、途上国と言われていたところの経済的な発展等もありまして、まさに食の事情というものは逼迫をしているような状況が続いているというふうに思っております。
そのような中で、私どもの国といいますのは、穀物一つを取りましてもこれまで外国に依存をするところが非常に大きかったわけでありますし、また、その穀物そのものが全体の量そしてその流通をする量というものが非常に限られたものであるということもこれまた御案内のとおりであろうというふうに思っております。このため、いろいろな条件が重なる中で、主要の輸出国が輸出の規制等を行うということになりますれば、これは輸入に頼っている私どもの国としても相当大きな深刻な影響が起こるだろうということは想像するに難くないわけでございます。
したがいまして、現にその需給が逼迫をした、価格が高騰をした二〇〇七年から二〇〇八年にかけましては、先ほど言いましたけれども、アメリカの農・商務省等の発表によれば一年間で四千万人以上の方々の飢餓人口が増えたというような数字も出されておりますけれども、自国内の食料安全供給を確保するために三十一か国で食料の輸出規制を実施をしたというような実績がございます。そのような大変なことが起きるだろうということが予測をされているということでございまして、私どもはそのことを念頭に置いてこれからの政策を進めていかなければいけない、そのように思っているところでございます。