赤松広隆の発言 (農林水産委員会)
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○国務大臣(赤松広隆君) 一番肝心なところというのは、一番今までと何が違うのかということに通じると思うんです。
私は、自民党の皆さん方も、今まで農業を思い、そこに働く人たちの幸せのためにということで、いろいろ予算も付けられて、いろんな仕組みをつくったり、いろんなことをやられてこられたと思います。それは別に否定はしていません。しかし、残念ながら、何兆というお金をそういう中へ入れてきても、予算を付けても、現実の問題は、日本の農業を支えている多くの人たちは、特に水田につきましては高齢者農家であったり、あるいは兼業農家であったり、中・四国なんかは、それは六五%はそういう人たちによって日本の稲作というのは支えられてきているわけです。そうすると、小規模だから、まあ兼業農家だから、あるいは高齢者がやっているそういう農業だから、まあそういうところは頼りにならないんだと、そういうのは応援しなくてもいいんだと、切り捨てていってもいいんだというふうにやったら、一体、農業が持つ多面的な機能、水や緑や環境ということを考えたときに、あるいは食料の安定的な供給ということを考えたときに、本当にそれでいいのかという話なんです。
我々は担い手と言われるようなところの人たちに対する応援を否定しているわけじゃありません。もちろん、それはそれで今までと同じか、あるいは今まで以上にもっとやっていこうという気持ちはありますけれども、それとあわせて、意欲のある多くの、こうした小規模であっても意欲のある農業者たちをしっかり応援をしていこう、何とか頑張って農業を続けてやっていけるようにきちっとしたことをやっていこうというのが今回の戸別所得補償制度でございまして、にもかかわらず、それでもまだ耕作をする上でハンディキャップを持っている人たちについては、例の中山間地の直接支払なんかは更に上積みをしてということはもちろんありますけれども、そういう基本的な考え方の下で、先ほども郡司副大臣が言いましたけれども、しかし、今、委員も専門家ですから御存じだと思いますが、生産性一つ見ても二倍から三倍ぐらいの違いのところだってあるんですよね。
そういう中で、下の方に基準を置いて、最低限やっていける、ただ、ここから上の人は生産性が二倍も三倍もあるわけですから、そういう人たちは頑張れば頑張るほど自分たちの大きな収入にそれはつながっていくと。だから、土地も集約をして、あるいは大規模化して、協業化して、機械化をして、システムもなるべく分かりやすい、そういう効率的な仕組みに変えてやることも一方で促進していこうというのが今度のこの制度の基本的な考え方であり、仕組みでございます。