櫻井充の発言 (経済産業委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○櫻井充君 ありがとうございます。
ただ、要するにマクロ的に見るとそういうことなのかもしれませんが、私が地場の中小企業の方々と話をしてくるとどういうことになっているかというと、皆さんが安い商品を望まれると。それはなぜかというと、将来の不安があったり今の不安があって貯蓄に走る傾向があるからだと。その結果、企業は何かというと安い商品を提供しなければいけないと。安い商品を提供するために利益率は大幅に落としています。利益率を大幅に落としているからこそ税金を払えなくなっている欠損法人の割合も高くなってきている。その上で、更に価格を引き下げなければいけないということになると、人件費に手を付けざるを得なくなる。人件費も、今回の国家公務員の人事院の勧告でも出ていますとおり、全体として一・五%ダウンするべきだと。要するに、そのぐらい民間の賃金も落ちているんだろうと思っています。
そうすると、結局また賃金が下がってくるので安いものを求めなければいけないという、僕は本当に悪循環に陥っているんだろうと思っているんですが、そこの中で一つ気になることがあってというか、僕は過度な価格競争が、今申し上げたような過度な価格競争が価格の下落をずうっと生んできているんではないのかなと、そういうふうに思っております。
そこで、これは平成二十一年の四月の二十二日の当委員会で竹島公正取引委員会の委員長がこういう発言をされているんですが、要するに良いものを安くということが原則なんだと、そういうことに対して中谷委員が、そうではなくて適正価格という表現が正しいんではないかと、そう質問した際に、適正価格とは一体何ぞやということになるんだと、それから一定の利潤をちゃんと保証したようなものでなければならないのかとか、そういういろんな物差しがあると、ですから、こういう考え方ではなくて、やはりイメージが出てこないから安いものの方がいいんだと、そういう発言をされております。ここが私は考え方の根本的な問題になってきているんではないのかなと、そう感じているんですが、竹島委員長、いかがでございましょう。