櫻井充の発言 (経済産業委員会)
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○櫻井充君 今の税収が三十七兆円なんですよ。これは昭和六十年当時と同じで、GDPで申し上げると三分の二の規模の時代とほとんど同じなんです。つまり、経済の規模が拡大しても税収が上がってこないというのは、単純に申し上げれば、企業の利益が相当減っているからだろうと、私はそういう理解をしています。これは違っていれば御指摘いただきたいと思います。
それからもう一つは、単純に申し上げれば、物価さえ上がれば経済の規模は大きくなりますよね。これも、私は経済学んでおりませんが、恐らくそういうものだというふうに理解をしております。つまり、経済の規模が拡大してこない要因の一つは、ここに先ほどビッグマック指数でお示ししたとおり、世界から見れば、物価が上がってこないということが私は原因の一つなんだと思っているんですよ、経済の規模が今度は拡大してこないということに関して申し上げればね。
これ以上、堂々巡りになりそうなので、もう一点だけ申し上げておきますが、国が財政再建を今やろうとしている際に、税収が上がらない限り何ともならないんですよ。つまり、一定の利潤を企業が確保してもらわない限りは、ここのところは解決しないことなんです。つまりは、物価が、もう一つ申し上げれば、利潤を乗せてもらって、人件費の分を乗せてもらって、正当な価格にまで引き上げてもらわない限りにおいては、経済は私は活性化しないんだと思っているんです。
そういう意味で、バブル崩壊後は適正価格に僕は戻ってきたんだと思いますけれども、最近のやり方は、余りに過度な価格競争をやり過ぎて価格破壊を起こしているところが随所に見られることによってむしろ経済が悪くなってきているんではないのかという気がしています。
一例を申し上げておきますが、私の地元のタクシーは、これは規制緩和の流れで、もうしゃれじゃなくて、千台増えたわけですよ。これは大変な数字なんです。その結果、何が起こったかというと、運転手さんたちの給料は手取り三十万ぐらいから今十五万切っているんですね。つまり、競争するから経済が活性化されるなんというのは僕はうそだと思っていますよ。ある部分のところでいえば、統制経済的にやってきた方がいい分野もあるわけです。申し訳ないけれども、今タクシーの減車をやろうとしているときに、公正取引委員会がまた横やりを入れられて非常に苦労していますからね。
この点に関しては、なぜ地域協議会をつくったのかといえば、公取から僕は随分言われましたけれども、企業の利益を上げるために要するに談合するのはおかしいんだと。であれば、公的な分野が入ったらどうなりますかと言ったら、これは官製談合だと言われて、これはもう全部つぶされ続けてきたんです。その結果、ずっとタクシーの減車ができなかったものに対して、やっと昨年、法律が通って地域協議会をつくってやれる場をつくったのにもかかわらず、またそこのところで公正な競争だ何だという話を出してくる。これこそ過剰なんですよ、タクシーが。
これは、我々は企業のために言っているわけでも何でもない。これは来ていただければ分かりますが、駅にどれだけタクシー待っていますか、物すごい渋滞ですよ。それから、そうやってエンジンを掛けたままみんな止まっているから、環境の問題だって非常に悪い。こういったことだって実際にあるわけですから、私は、もう一度公取としての姿勢を改めていただかなければいけない部分があるんじゃないのかなと、私はそう感じております。
あとは、今日はこれは議論は結構です。
そこの上で、経済産業省として、このデフレの問題についてどのような対策をお持ちなのか、御答弁いただきたいと思います。