松本龍の発言 (環境委員会)

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○松本国務大臣 いろいろ勉強をさせていただいて、ありがとうございます。
 橋本龍太郎先生が最後に本当に環境のことだけを言われたという話は、本当に胸にきました。私も、十五年ほど前にお話をしたことがあるんですけれども、いろいろな意味で苦心をされておりましたし、厚生族という形でありましたけれども、当時の年金福祉事業団の話とかいろいろなことも、私は今言いますけれども、いろいろな憂慮をされていたことも思い浮かべております。
 そういう意味では、環境と日本ということで、今イギリスの例を言われましたけれども、中心市街地活性化法案は私が野党の筆頭理事でやりまして、実は橋本総理のときに二十三時間か四時間やりました。恐らく、商工委員会始まって以来、連合審査も含めてありました、最後に橋本総理が商工委員会にお見えになって最後のまとめをされたというのは、商工委員会が始まって初めてだということで、私もうれしかったし、そのころのことを覚えております。
 最後に、私と前の太田公明党代表、野党二人で話して、八項目の附帯決議をつけましたけれども、これは大店法の絡みもあって、建築基準法の絡み、都市計画法の絡み等々あって、八つぐらいつけようやということで、二人で八つのをつけて、ほとんど公明党の太田先生がやられたわけですけれども、私どもそれに乗ったわけですけれども、そういう意味では、地域の電気屋さん、小さな電気屋さんが、この附帯決議は本当にありがとうございますという話をしてくれたことを今思い出しております。
 国と環境、そして国土をどうするかということについては、私は、孔子様が言った言葉が一番心に残っております。二千年ぐらい前でしょうけれども、弟子が政治の要諦は何かと孔子様に聞いたときに、しばらく考えて、近き者喜び遠き者来るという言葉を言ったそうでありますけれども、近き者喜び遠き者来るというのは、物すごく奥が深いなと思います。
 近所にいる人が喜んで初めて、そのうわさを聞きつけて外から人がやってくる、これが地方行政あるいは国の一番あるべき姿だろうと思って、建設省におられたから言うわけではありませんけれども、実は日本の高度経済成長からずっと、近い人は喜んでいないのに、遠くの人が喜ぶように箱物を建てて、いろいろなことをやってきたのがバブルというか七〇年代、八〇年代の姿なんだろうというふうに思っております。
 というのは、遠くから人を呼ぶために箱物をつくったり施設をつくったりして、それがあのリゾート法とかさまざまな、グリーンピアとかいろいろなことがあって、今破綻をしてきた。だから、そういう意味では、今度はやはり、地産地消も含めて、近い人が喜ぶ施策をやっていく。きのう里地里山法が参議院で上がりましたけれども、やはりコンパクトにこれからやっていかなければならないというふうに思います。
 そういう意味では、近き者喜び遠き者来るというのはやはり政治の原点だし、今までやってきた、例えば郵政省であれば郵便貯金会館とかいろいろ昔ありました。全部今民間に売られて、例えば宮崎にシーガイアという施設もありましたけれども、あれも三セクでつくられた、リゾート法でやられたわけですけれども、リップルウッドかどこか忘れましたけれどもアメリカにただみたいに買い取られた。そういう姿がありますから、やはりそういうことに気をつけていかなければならないな。
 そして、ちょっとしゃべり過ぎますけれども、森を守っていくということも、私、二十年前国会議員になったときに、リゾート法みたいに、森を切ったら、木を切ったら優遇措置がある、税制措置があるということが物すごく多くて、木を植えたら何があるかというと、法律は何にもなかった。木を植えたらお金がもらえるという法律は、二十年前はありませんでした。こんな世界はおかしいなと思って、自然再生推進法とか生産緑地法とかいろいろありますけれども、そういうことがだんだんだんだんこの二十年間積み重なってきているということは、ある意味では喜ばしいし、そういう意味では、生物多様性の問題もこれから非常に私たちの課題になってくるというふうに思っておりますので、九月の十七日にたまたま菅総理から指名を受けて環境大臣になりましたけれども、しかし、しっかり今の福井先生のお話も含めて努力をしてまいりたいというふうに思います。

発言情報

speech_id: 117604006X00420101112_087

発言者: 松本龍

speaker_id: 7314

日付: 2010-11-12

院: 衆議院

会議名: 環境委員会