江田康幸の発言 (環境委員会)

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○江田(康)委員 大臣、今、必要な予算の確保に全力で努めるとありましたので、本当によろしくお願いしたいわけでございますけれども、やはり、生物多様性の保全、また里地里山の保全というもの、この活動を支えていく、そういう財政的支援がこの法案では弱い、本当に薄いと思います。これは以前から公明党としても指摘をさせていただいてきたところでございますけれども、やはり財政支援がなければ、法案の実効性は大変低いものとなるのではないかということを懸念するわけで、しっかりこの財政措置をとっていくことを強く要請申し上げます。大臣、しっかりと取り組んでまいるということでございましたので、御期待を申し上げたいと思います。
 次に、今、関心のあるといいますか、所有者不明地問題についてお伺いをさせていただきたいと思っております。本法律案の附則第三条第二項で掲げられております所有者不明地問題についてでございます。
 里地里山のうち、とりわけ都市部から遠い中山間地域、奥山の周辺においては、里山林が利用されずに放置されて、過疎化や高齢化の進行に伴う耕作放棄地が増加するなど、里地里山をめぐる環境は急速に悪化しております。利用されなくなった森林や農地においては、相続や入会権の解消などによって土地の細分化が進む。往々にして、土地の所有者がだれだかわからなくなってしまうことが発生しております。こうした所有者不明地で保全活動を行うといっても、一体だれにその利用許可を求めればよいのかわからないわけでありまして、結局、必要な生物多様性保全活動ができないというような問題が生じているわけであります。
 確かに、所有者不明地における保全活動については、憲法第二十九条の財産権の保障規定に抵触する可能性もあるでしょう。そこで、保全活動で上げた利益がだれのものかというような、法的に解決しなければならない問題も出てくるでしょう。そういうことは承知しております。
 とはいえ、所有者がわからないで荒れ放題になっている場所こそ、そこを保全してもとの豊かな里地里山として再生していく必要性が高いんじゃないですか。例えば、隣の土地が所有者不明地となっていて、外来種などが生態系に被害を及ぼしている場合に、その防除を行いたくても中に入ることができなければ、結局、環境の保全はできないわけであります。
 そこで、お尋ねをいたしますが、この所有者不明地の問題の解決はなぜ難しいんでしょうか。法的にどのような支障があるのか、明確な答弁をお願いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 江田康幸

speaker_id: 29266

日付: 2010-11-30

院: 衆議院

会議名: 環境委員会