菅直人の発言 (予算委員会)

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○菅内閣総理大臣 近藤議員とも一緒に新成長戦略をつくってまいりました。
 私は、昨年の暮れにこの基本方針が出る段階で、第一の道の失敗、第二の道の失敗、そして第三の道が必要だということを申し上げました。今二十年という数字を言われましたけれども、私もほぼ認識は同じで、いわゆるバブル崩壊の後、一九九〇年代に入ってから何をやってきたか。最初のうちは、従来どおりといいましょうか、従来型の公共事業依存でありました。
 公共事業は、例えば一九六〇年代は、東京—大阪の新幹線、たしか二千億円の世界銀行からの借り入れをもってつくったわけですが、その後の大きな成長の推進力になりましたけれども、一九九〇年代の公共事業は、公共事業費そのものである程度潤うことはあっても、でき上がった本州四国やでき上がった数多くの飛行場は、ほとんど経済的な成長をもたらしませんでした。
 そういう第一の道の失敗があって、次にやってきたのが、小泉・竹中改革と称されたもの。これはデフレ下においてより効率的にやっていこうと。一見よく見えるんですけれども、デフレ下でデフレ政策をやった結果、個々の企業の幾つかは確かにいい業績を上げましたけれども、国全体としては、逆に格差が広がり、賃金が下がり、デフレ状況をより強めた。
 その二つが、この二十年間の我が国の経済の低迷の根本にある。もちろん、そのさらにベースには、子供の数の減少、そういったさらに大きな問題もありますけれども、そういうところに原因がある。それをいかに打ち破って成長路線に戻していくかが今私たちに問われている。
 これは議論になると思いますが、端的に申し上げれば、第三の道、つまりは、需要を拡大する、雇用を拡大する、そのために、ライフイノベーション、あるいはグリーンイノベーション、あるいはアジアとともに成長していく戦略、そういったものが必要だ、こう考えております。

発言情報

speech_id: 117605261X00620101108_005

発言者: 菅直人

speaker_id: 33543

日付: 2010-11-08

院: 衆議院

会議名: 予算委員会