菅直人の発言 (予算委員会)
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○菅内閣総理大臣 今、私なり私の政権に対して、外交的な面でいろいろと批判もいただいております。しかし、私は、政権ができて五カ月になりますけれども、いろいろと活動してきたことがいろいろな面で実を部分的に結びつつある。その一つがインドとのEPAであり、そして今指摘をされたベトナムとの大きな商談の成立だと思っております。
実は、ベトナムのズン首相とは、私、この五カ月の間で、六月にはトロントのG20でお会いをし、そしてASEMのブリュッセルでお会いをし、そして、せんだってベトナムで行われたASEANの会議に引き続いて、私にとっては初めての公式訪問をいたしました。特にASEMにおけるブリュッセルのバイの会談では、表には余り具体的な中身は公表しておりませんが、ベトナムも南沙諸島の問題を抱えており、我が国の状況もバイの中では詳しく説明をいたしました。そうしたある意味での政治的な関係もあって、今回、政治的、戦略的な決定であるということをズン首相は、ベトナムとの、原子力発電所、さらにはレアアースの鉱山の採掘権のパートナーとしての我が国の受け入れ、これを決めていただきました。
言うまでもありませんが、今のベトナムは、日本でいえば一九六〇年代ともいえる、まさに、それに加えて新幹線や高速道路や港湾のそういったインフラ整備が必要なときでありまして、そういったことについても相当踏み込んだ議論をいたしました。
そして、これも今指摘をいただきましたが、従来、原子力発電所は単体の民間企業ではその後数十年に及ぶ管理の責任などが持ちにくいということが過去の幾つかの商談でありましたので、この間、その体制を整え、またJBICなど公的な金融機関の活用も準備をし、そういうことが積み重なってこの成功につながったわけでありまして、国民の皆さんにも、これからそうした地道といいますか積み重ねが次々と新たなアジアの成長を日本の成長につなげていくという戦略として花を開いていく、そのことをぜひしっかりと見守っていただきたい、このように考えているところであります。