篠原孝の発言 (農林水産委員会)

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○副大臣(篠原孝君) 今の郡司委員の御指摘は非常に大事な点だなと思います。
 貿易の自由化ということになりますと、いつも関税が先に立ちます。しかし、今は関税というのは、それはある程度貿易の障害になっているかと思いますけれども、日本の農産物全体の関税も平均税率は一一・七%です。EUは一九・五%、アメリカはさすが五・五%ですけれども、隣の韓国は六二%ということでして、日本はそうした中では非常に低い方なわけです。
 関税の問題は相当片付いてきているのではないかと思いますし、午前中、衆議院ではいろいろ開国という言葉をめぐって議論が闘わされたわけですけれども、日本はこれだけオープンにしているので、江戸時代に長崎の出島だけで貿易しているわけじゃないですし、今更開国なんというのは私ははっきり言っておかしいと思います。
 ここで大事になってくるのは、私は、日本の国民の食の安全を考えた場合、基準・認証制度とか言われておりますけれども、安全性の確保だと思います。これまでも、この内外無差別でいったら、日本はこういう厳しい基準をしていると。典型的な例がBSEですけれども、二十か月齢でやっているといったら、内外無差別なわけですから、アメリカにだけ十五か月と言っているわけじゃないですから、世界の常識でいうと、日本の厳しいルールで、ただ日本が決める権利があるわけです。これは絶対守っていかなければいけないんじゃないかと思います。関税とは別の話だと思いますけれども。
 ただ、心配は、EPAで二国間でやったりする場合はそういうことをちゃんと協議できるわけですけれども、TPPという世界で一挙にやったりする場合、こういった食にかかわる独特の問題がどのように議論されるのかというのは明らかではありません。ですから、我々は、TPPに参加するかどうか分からないわけですけれども、その前の情報収集に全力をまず尽くすべきじゃないかと考えております。

発言情報

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発言者: 篠原孝

speaker_id: 13215

日付: 2010-11-05

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会