仙谷由人の発言 (法務委員会)

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○国務大臣(仙谷由人君) この度、法務大臣に就任いたしました仙谷由人でございます。委員長始め委員の皆様方には、平素から法務行政の運営に格別の御尽力をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 法務行政は、法秩序の維持と国民の権利擁護を主たる任務としており、まさに国民が安心して暮らせる社会を実現するための基盤を成すものでございます。私は、常に国民の目線に立ち、法務行政の諸課題に取り組んでまいる所存であります。
 法務行政における現下の重要課題について申し述べますと、まず、司法制度改革は、現在、各制度の実施、運用段階に入っております。その中で、とりわけ法曹養成制度の在り方については、様々な御意見があるところですので、今後とも、関係省庁等とともに問題点を検証しつつ、必要な改善を行ってまいります。
 国民の安全、安心を確保するための犯罪対策としては、刑務所から出所した者などの再犯を防止するという観点が重要であります。政府の新成長戦略にも掲げている刑務所出所者等の社会復帰支援事業を始めとして、各種の施策を推進してまいります。
 出入国管理に関しては、観光立国の推進に向け、より円滑な出入国審査の実現に取り組み、他方で、違法行為をもくろむ外国人の入国を水際で確実に阻止するため、バイオメトリクスを活用した厳正な入国審査を引き続き実施いたします。また、近年急増している難民認定申請については、より迅速に、かつ、申請者の置かれた立場等に十分に配慮した対応を行います。
 また、国際テロなどの未然防止のための調査を充実させます。とりわけ、北朝鮮関係につきましては、日本人拉致問題等の解決や今般の大韓民国との緊張関係の把握に資するよう、関連情報の収集、分析等を積極的に行ってまいります。
 さらに、新たな人権救済機関の創設、いわゆる個人通報制度の導入のための体制整備、録音、録画による被疑者取調べの可視化についても、着実に実現に向けた取組を進めてまいります。
 最後に、柳田前法務大臣の下で設置されました検察の在り方検討会議については、千葉座長及び十四名の委員の方々の下、今後、更に検討を進めていただくこととしております。検察の再生及び国民の信頼回復のため、貴重な御提言をいただけるものと考えています。
 法務行政は、その他にも、基本法の整備等を始めとして多くの課題がございます。委員長始め委員の皆様の一層の御理解と御協力を賜りながら、小川副大臣、黒岩大臣政務官とともに、法務行政の諸課題に全力で取り組んでまいります。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

発言情報

speech_id: 117615206X00720101125_003

発言者: 仙谷由人

speaker_id: 31924

日付: 2010-11-25

院: 参議院

会議名: 法務委員会