服部良一の発言 (議院運営委員会)
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○服部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表し、日独交流百五十周年に当たり日独友好関係の増進に関する決議案の採決に反対する立場から討論を行います。
本決議は、日独交流史を回顧するだけでなく、豊穣な交流の歴史と真摯な歴史への反省の上に立って、日独関係のさらなる発展、そして、両国の世界平和への一層の貢献をうたうものとなるはずでした。
ドイツ連邦議会でことし一月に採択された日独百五十周年記念決議には、あえて日本の国名も入れて、独と日本は侵略・征服戦争を行い、被害を受けた近隣国の人々に破滅的な結果をもたらした、第二次世界大戦は両国にとって一九四五年に無条件降伏で、そして政治的、道徳的破滅の中で終了したとあります。
日本政府においても、一九九五年、戦後五十周年に当たっての村山談話で、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えたことの反省とおわびの気持ちを表明し、この村山談話は、現政権まで一貫して継承されております。
本決議案も、最初に理事会において提示された案文は、日独友好議員連盟や外務省の意見も踏まえて練り上げられたもので、日独両国が「侵略行為により、近隣諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えることとなった。」との歴史認識を表明しておりました。ところが、土壇場において、侵略行為という文言が削除されました。
このように誤った歴史認識に立った決議を採択することは、政府見解と明白にそごを来すのみならず、国会の権威と品位をおとしめるものであり、同時に、ドイツ連邦議会の友人たちの志を裏切ることとなります。
昨年八月、菅直人総理大臣は、いわゆる菅談話の中で、「私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。」と述べました。
この言葉を結びとして、私の反対討論といたします。