空本誠喜の発言 (災害対策特別委員会)

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○空本委員 ありがとうございます。
 これは、本当に国を挙げての、そして与党、野党にかかわらず、一緒になって対策を打っていくべきものと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、周辺住民に対する被曝の回避及び低減に対する対策についてお聞きしたいと思います。
 安全委員会が定めた環境放射線モニタリング指針に基づきますと、緊急時環境放射線モニタリングを実施することとなっています。そして、予測システムであるSPEEDIを活用することになっています。
 ところで、三月二十二日、参議院の予算委員会におきまして、官邸の指示で、SPEEDIが、十二日の午後に文科省から安全委員会に委託されたことになっていますけれども、昨日、文科省、そして安全委員会の方にお聞きしたところ、十六日に移管されたと聞いております。それはどちらでもいいんですけれども、班目委員長の方から、SPEEDIによる線量予測は、放出源の情報がわからないので無理である、できないという旨の答弁がなされております。
 パネルの下の方、資料の下の方を見ていただきたいんですが、安全委員会のモニタリング指針で、緊急時において、SPEEDIの事故発生直後の使用ということが記載されています。「放出源情報を定量的に把握することは困難であるため、単位放出量又は予め設定した値による計算を行う。」ということになっています。この下の図は、単位放出で計算した例であります。これはホームページからとってきたものでございます。
 そして、この予測図形をもとに、監視強化すべき方位、場所、モニタリングのやり方、そういったモニタリングの計画を策定することとなっています。指針どおり計算予測することとなっています。
 しかし、今回しなかったということであります。していないんだったらば、これは指針を全く無視したもので、法令違反とまで言えませんけれども、大きな問題となります。
 SPEEDIによる被曝線量の予測計算を、指針どおり、放出源を単位放出でやった場合、監視強化すべき方位と場所を特定できました。これがうまく運用できたらば、周辺住民の方々の被曝の低減ということが図られたはずです。これは本当に大きな問題であります。
 次のパネルをお願いします。
 このパネルの上の図でございますけれども、これは、ひたちなかの空間線量の時系列をとっております。ちょうど、十四日の夜から十五日、十六日、そして二十一日に現象が起きておりまして、環境影響が見られています。
 文科省でも安全委員会のどちらでもいいんですけれども、回避するべき、被曝を防ぐべき、こういったものを、SPEEDIを使ったならば、周辺住民の方々に告知ができたはずである。そういったことをやったのかどうか、本当にそれが心配であります。
 私は、班目委員長の方から、されていないということで、やはり安全委員会の認識不足、判断ミス、また、ちょっといろいろ話してみますと、他人事のような無責任な対応、こういったもので被曝を防げなかったんじゃないかというふうに考えます。安全委員会の方はどう言うかわかりませんけれども、政府自身もだましているんじゃないか、予測できたはずだと私は思っています。
 私は、本当に心から悔しい思いであります。与党の議員でありますけれども、班目委員長を初めとする原子力安全委員会の怠慢といいますか、一人の人間として許すわけにまいりません。そして、私自身、被爆地広島の人間でございます。見過ごすわけにはまいりません。そういった意味で、このSPEEDIをしっかりまた運用していただきたい。
 私自身、委託されています原子力安全技術センターと十数年前からつながりを持っています。SPEEDIが十数年前から動いていたのを見ております。そして、いつでも監視体制をとれるということを確認しています。さらに、保安院の方でも、先日、三十日に案内をいただきまして、SPEEDI2の随時予測結果を確認させていただいています。
 国民のためにあえて指摘させていただきます。
 予測結果を計算していなかったんでしょうか。安全委員会によって使わせなかったんでしょうか。政府、国民をだまさないでいただきたいと思いますが、班目委員長の見解をお願いいたします。

発言情報

speech_id: 117704339X00620110407_018

発言者: 空本誠喜

speaker_id: 23054

日付: 2011-04-07

院: 衆議院

会議名: 災害対策特別委員会