松本正之の発言 (総務委員会)
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○松本参考人 ただいま議題となっております日本放送協会の平成二十三年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして御説明申し上げます。
それに先立ちまして、東北関東大震災で被害に遭われた大勢の方々に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
NHKは、地震発生直後から、この震災報道にすべての力を注いでおります。今後も、被災地の被害状況や復興活動などの正確で迅速な報道に最大限努めまして、公共放送の使命に全力を傾けてまいりたい、果たしてまいりたいと考えております。
さて、平成二十三年度は、三カ年経営計画の最終年度といたしまして、全組織を挙げて計画の達成に向け取り組む重要な年度であると考えております。
テレビジョン放送の完全デジタル化に向けまして、デジタルテレビジョン放送の普及に努め、国や他の放送事業者と連携した受信環境の整備を行うなど、万全な対策を実施してまいります。
事業運営の基本となります放送におきましては、放送の自主自律を堅持いたしまして、公平公正で信頼できる情報や多様で質の高い番組をあまねく提供いたしますとともに、幅広い視聴者の期待におこたえする番組や地域放送の充実等に力を注いでまいります。衛星テレビジョン放送は、ハイビジョン二波に再編いたしまして、地上波も合わせましたテレビジョン放送四波の個性を発揮したサービスを行ってまいります。また、国際放送による日本とアジアの情報発信の強化に努めてまいります。
協会の主たる財源であります受信料につきましては、公平負担に向けた取り組みを強化いたしまして、受信料制度への理解を促進いたしますとともに、一層効率的な契約収納活動を推進いたします。
さらに、組織の改革やコンプライアンスの徹底に向けまして全力で取り組み、視聴者の皆さんからの信頼を高めるとともに、構造改革を推し進めまして、効率的な業務運営を行ってまいります。
次に、建設計画におきましては、地上デジタルテレビジョン放送の受信状況の改善やサービス充実のための設備の整備を行うとともに、非常災害時における報道のための設備の整備などを実施いたします。
以上の事業計画に対応する収支予算につきましては、一般勘定の事業収支におきまして、受信料などの収入六千九百二十六億九千万円、国内放送費などの支出六千八百八十六億八千万円を計上いたしております。事業収支差金四十億円につきましては、債務償還に使用することとしております。
また、資本収支につきましては、支出において建設費など総額八百五十億円を計上し、収入には、それに必要な財源として、前期繰越金、減価償却資金など総額八百五十億円を計上しております。
最後に、資金計画におきましては、収支予算及び事業計画に基づきまして、資金の需要及び調達を見込んだものであります。
以上、平成二十三年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、そのあらましを申し述べました。今後の事業運営に当たりましては、事業計画の一つ一つの施策を着実に実行いたしまして、国民の皆様がこの未曾有の困難に心を一つにして立ち向かうことができるよう、公共放送の使命を全力で果たしてまいります。
委員各位の御理解と御支援をお願いし、あわせて、何とぞよろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。