遠藤勝也の発言 (総務委員会)

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○遠藤勝也君 富岡町長の遠藤でございます。
 それでは、防災訓練の内容についてお話ししたいと思います。
 所在四町ございますが、毎年、それぞれ各町がローテーションを組んで、総理大臣が本部長で、原子力災害の防災訓練を行ってございます。この訓練については、原子力発電所の隣接の行政区の住民も避難訓練の対象になってございます。
 それで、今までの繰り返しは、このような大事故というのは想定していません。圧力容器が、冷却水が機能しなくなって、一時的に圧力が上昇あるいは温度が上昇という異常事態になったということで、いわゆる原子力災害法の十条に該当する、そういう中での避難訓練が主でございます。毎年繰り返しそういう状況で、医療班とか誘導班とか、それぞれのマニュアルは同じ形で行ってはございましたが、短時間で冷却装置が機能を回復したということで訓練はすべて解除ということの繰り返しでございます。
 しかし、今回はそのような訓練とかけ離れたような状況でございまして、しかも、本部である国の方からのいろいろな指示系統が全くございませんでした。そこで、現地にあります、大熊町さんにあるんですが、ジェー・シー・オーの事故以来、オフサイトセンターというものを設置しましたね。原子力災害法で制度化しまして、そのときにつくられた現地のいわゆる前線基地、そこが一番重要な役割を果たすわけでありますが、今回、震度六強で建物そのものがすべて被災を受けまして、しかも、通信もすべて機能が麻痺しました。
 ですから、国の本部からの情報も、我々立地町の災対本部に対しても、一切何も情報が入っていません。したがいまして、震度六強でオフサイトセンターそのものが簡単に壊れちゃう、被災しちゃうというものが果たして何だったのか。そのもののそういうハード面の脆弱さがありましたし、それから、いろいろな通信網のインフラ整備もすべて脆弱、そういうことを考えると全くむなしいですよ。
 毎年、ここ十数年、何のために訓練をやられてきたんでしょうか。マンネリ化であります。その十何年間の中で、ある程度の内容の充実というものも図られてよかったでしょう。それがないままに現在に至ったということでございまして、ぜひこれを機会に、全国に新たな安全、安心を確保するような、いろいろな保安規制の役割を果たしていただきたいということでございます。

発言情報

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発言者: 遠藤勝也

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日付: 2011-07-28

院: 衆議院

会議名: 総務委員会