与謝野馨の発言 (予算委員会)
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○与謝野国務大臣 例えば、この例が適切かどうかわかりませんけれども、タクシーの認可というのを自由にしました。今、国会を出て赤坂見附周辺を行くと、何百台というタクシーが遊んでおります。
これは何を意味しているかというと、一人一人のタクシーを運転されている方の給料というものが下がってしまったということであると同時に、タクシーといういわば機械装置、固定資産が遊休設備になっているということを意味しておりまして、正当な労働に対する賃金が下がると同時に、膨大な遊休資産を抱えたということになります。
そういう意味では、市場の競争に全部任せておくということが経済として果たして適正かどうか、一部分は、やはり需給調整というものを国がやらなければならないという分野があるだろうと思ったわけです。
それからあと、典型的なお話をするとすれば、やはり非正規雇用の方々の給与水準の違いでございます。同じ現場で同じ仕事をしている人が給与が違うというのは、もともと不自然なことでございます。ましてや、非正規雇用の方に対して十分な社会保障上の措置がとられていない、これも私は正義にかなっていないと思っておりました。
したがいまして、今般の社会保障制度改革の中では、通常受けるべき社会保障、例えば年金、こういうものには非正規で働いている方もきちんと加わる、そういう立場の弱い方に光を当てた社会保障制度改革でなければならないというのは、別に閣僚になったからそういうことを申し上げているのではなくて、以前から私の根本的な物の考え方であると思っております。