山口広秀の発言 (予算委員会)

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○山口参考人 お答えいたします。
 為替相場の影響については、先刻、先生も御承知のとおり、さまざまな面があるわけでありますが、一つは、輸入コストが低下するという円高のメリットというのも存在します。
 ただ、先ほど先生御指摘のとおり、日本経済は今、震災後の大きな落ち込みから回復していこう、こういう過程にございます。したがいまして、輸出の減少ですとか、あるいは企業収益の減少、あるいは企業マインドの悪化、こういった円高の持つマイナスの効果というものに相当しっかりと注意していかなきゃいかぬ、こういう状況だろうと思っております。
 加えて、やや長い目で見ますと、日本経済については、日本についてはと言った方がよろしいのかもしれませんが、震災リスクがかなり意識されるようになっております。それから、電力供給をめぐる不確実性というのも増加している、こういう状況だろうと思っておりまして、こうした中では、やはり企業が円高を意識しながら海外に生産をシフトさせる、あるいは中長期的に見た日本経済の成長力について低下するのではないかと懸念をする、こういったことが起きやしないかということが気になるところであります。こういったあたりも私どもとしては十分注意してまいりたいと思っております。
 そういうもとで、日本銀行としては、今申し上げたようなマイナス面を特に意識しながら、円高がどのような影響を経済面、物価面にもたらすのか、しっかり注意しながら、必要があると判断すれば適切な措置を講じてまいりたい、このように思っております。

発言情報

speech_id: 117705261X02620110719_015

発言者: 山口広秀

speaker_id: 15318

日付: 2011-07-19

院: 衆議院

会議名: 予算委員会