小室淑恵の発言 (国民生活・経済・社会保障に関する調査会)
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○参考人(小室淑恵君) なるほど。それは学校などの教育機関の中でできるようなことというイメージでしょうか。ありがとうございます。
今、私どもが結構高校や中学校から呼ばれることが増えまして、特に男子校であったり男子学生を中心に、子供とかかわることというのに対する父親の役割というようなことをお話をさせていただくような機会が増えています。
これは、三歳児神話というのは皆様は御存じでしょうか。三歳児神話というのは、子供が三歳になるまでは母親が付きっきりで面倒を見ないと子供の成長に悪影響が出るというような考え方で、三十年前は結構行政主導で流布されたような流れがあったんですね。これはもう十年前に厚生労働省が科学的根拠は一切ありませんでしたというふうに白書で書いているんですが、なぜか根深く今も、若い子でも三歳までは母親が育てないとというふうなことが学説か何かで確かかのように信じている子というのがかなりいます。
こういったところが、全くそういう根拠はないことなんだというところと、父親が子供にかかわるということが子供の成長に非常に関係があるというような教育というのは、子供の比較的幼いころ、小学校や中学校のころにきちんと教えてあげるというようなコンテンツが必要ではないかなというふうなのが一点です。
もう一つは、学校で勉強しているうちにだんだんとできてしまう価値観が、何を何時間勉強したかで成果が決まるような感覚、長い時間掛けて勉強するとその分の成果が積み上がるような、時間を掛けることをよしとする教育というのが、ある程度これが勉強社会の中ですり込まれているような傾向があるように感じます。
これも、一つの成果を上げるために、いかに少ない時間を投入してその成果を上げたかということがビジネス社会になるととても重要なんですね。この価値観というのを、少ない資源で最大の成果を上げる工夫や知恵というものを持つことが大事なんだというような教育をしていくことで生産性ということがおのずと分かるのではないかなというふうに思っております。
御質問ありがとうございました。