松本正之の発言 (総務委員会)
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○参考人(松本正之君) 三月十一日十四時四十六分でありますが、私はNHKの会長室にいました。そこで地震の揺れに遭遇したわけでございますけれども、これはただ事ではないと、こういう感じがいたしました。
その瞬間に一番最初に思いましたのは、これは私の習性にもなるんですけれども、まずNHKの有する放送機能が無事なのかどうかと、こういうことでありました。日本語放送機能全て大きなところは大丈夫だということで、緊急報道体制ということで、全ての放送を緊急報道ということでこの震災報道に充てるということで始まりました。この中で、NHKは持てる力の全てをこれに注いで体制を組み、また対応をしたと、こういうふうに考えます。
また、先ほど申し上げましたように、二分後の二時四十八分からは全ての波で地震と津波の報道を開始するとともに、三日間は全てのチャンネルで震災報道に二十四時間徹したわけでございます。この初動というのが一番大事なんですけれども、初動の体制としては大変機能した、NHKは基幹であると、こういうふうに感じております。
また、進んでいく間にやはりNHKの放送以外に、何というんでしょうか、いろんな形で提供できるデバイスについてはそれをやるべきだと、こういう観点もありまして、インターネットを活用しました情報提供にも地震発生後積極的に取り組んできております。当社の公式ホームページ、NHKオンラインのトップページ、ここで特別編集をして地震関係情報を提供するということとか、あるいはNHK携帯で交通情報、ライフラインなども提供してきております。
また、海外に向けましても、いろんな形でNHKの報道を使っていただいたりしましたけれども、そういう中で海外からはNHKの報道機関としての動きの速さとか、あるいは、何というんでしょうか、その姿勢に対して数多くの励ましをいただいたところでございます。
特に、報道の姿勢という中で、これだけの未曽有の震災でございますので、やはり正確、迅速な報道に努めると、それから、やはり非常に不安を皆さん持たれますので、丁寧な情報提供に努めるとか、あるいは実際に被害に遭われた方あるいは支援される方も含めて力付け、励ますことができるような報道をやろうと、こういうふうなことで全体が結束してこれに対応するということでやってまいりました。
そういう意味では、最初の話に戻りますけれども、持てる力を結束してそれに対応できたのではないかなというふうに思っております。