松本正之の発言 (総務委員会)
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○参考人(松本正之君) 人材の確保という観点で、あるいは育成という観点でNHKに参りまして感じますことは、NHKの人材、将来にわたる人材を確保していくということはかなり難しい面があるかもしれないなと、こういうふうに思っております。
それはどういうことかといいますと、NHKの勤務は二十四時間三百六十五日のシフトであります、鉄道もそうでありますけれども。そういうシフトは、当然のことながら徹夜勤務とかあるいは午前一時に出勤するとかそういう勤務で、非常に組合せがばらばらになるんですね。そういう形で二十四時間シフトをやっていく、そういうことになりますと、この部分はかなり肉体労働に近い労働があります。一方で、NHKは公共放送として、公正公平とかあるいは正確とか、あるいは実際にきちんとした報道とか、あるいは解説を維持すると。あるいは教育関係の放送とか、あるいは海外に対する放送とか、そういうことになりますと、これをまたやり得る頭脳労働といいますか、そういう集団を集めなければならないと。
そういう肉体労働的な部分と頭脳労働をする優秀な人材とを併せ持つ人を採用していく、そういうことが永続的に安定的になされなきゃいけないと、そういうことですので、特にこういう意欲を持った方というのはいいんですけど、そういう方を全部採れるわけではありませんので、そういう観点からこの安定的な採用がまず大事だなと、いい人を採るということですね。
それから、中でこれをきちっと育てていくというのがまたもう一つ大事なことになります。中で育てていく形を見ますと、研修センターとかそういうところで教育するというのもあるんですけれども、先輩の仕事とか、そういうスキルを見ながら、追っかけながら育っていくという部分もあります。これは実際にそういう場面に遭遇しないと身に付かないという部分があるんだと思うんですね。特に鉄道の場合ですと、ダイヤが決まりますとそこにシフトすれば人間の数は出るんですけれども、放送の場合は膨らんだりしぼんだりという、そういうような量が余りきちっとしない仕事なものですから、そこをいかに教育するかと、そういうことがすごく重要になると思います。そういう観点の教育とか、ジョブトレーニングとか、そういうものはかなり、歴史もあると思いますけれども、やられていると思います。
そういう中で人が育っているんですけれども、やはりこれから効率化とかっていろいろしないといけませんので、先輩に学ぶ時間というのを、人が少なくなればそういう余裕がなくなるんですね。そういう中でどうやって育てていくかということが重要なことになると思います。そういう観点でいろいろ見てまいりたいと思います。