平山幸司の発言 (本会議)
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○平山幸司君 青森県選出の平山幸司です。
ただいま議題となりました東日本大震災復興基本法案につきまして、民主党・新緑風会を代表して、さらには被災地の皆様の強い願いを背負って、賛成の立場から討論を行います。
冒頭、改めて、大震災の犠牲になられた方々に心から哀悼の誠をささげるとともに、被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。また、これまで被災地の復旧・復興に当たり、日本国内はもとより、世界各国から昼夜を問わず御尽力をいただきましたこと、そして、今もなお命懸けで最前線に立たれる全ての皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。
さて、震災から百日以上が経過した現在においても、避難所等ではいまだに十二万人余りの人々が厳しい生活を強いられております。さらには、被災者とそれにかかわる全ての皆様の心中を真剣に思い、時に目の当たりにしますと、胸が張り裂けそうになるのは私だけではないと思います。それだけ、この度の大震災は、人心に大きな衝撃を与え、日本国内外に甚大な影響をもたらし、今もなおそのつめ跡は人々の心に重くのしかかっているのが現状であります。
よって、本法案の成立は、人々が未来に希望の光を見出すものとして全ての政治家が結束して、本来はもっと早い段階でその希望の光をともすべきであるというのが国民の切なる願いであったと思いますし、この三か月間の震災対応を振り返り、一日でも早く人心を苦痛から解放すべきが政治の大きな役割であるということを痛感いたします。
幸いにも、今日こうして、もろもろの課題を乗り越え、自民、公明及び各党からも御協力を得て本法案の修正を合意し、ここに晴れて復興基本法案が日の目を見る運びとなったことに対しては、スピード感には課題は残るものの、与野党が一致結束をして震災へ対応するという姿勢を国民が何よりも期待しており、率直に野党各党を始め関係各位の御努力に深く感謝を申し上げます。
さて、本法案は、活力ある日本の再生を目的とし、震災復興推進の中核的役割を果たすものとして、未曽有の国難から復興へ向けて立ち上がる分岐点となり、大変重要であります。
本法案のポイントとして三点申し上げます。
一点目に、復興庁の創設でございます。復興庁は、復興対策本部の組織の機能を引き継ぎ、復興に関する施策の企画立案、総合調整、政策の実施に当たるわけですが、被災者の皆様は、何よりも迅速かつ積極的な施策が展開されることを心から期待しております。よって、一日も早い復興庁の立ち上げが重要でございます。
二点目は、復興特区制度による活力ある地域の創造です。これから、地域の声を最大限に生かし、全国のモデルケースとなるような復興特区制度を早急に展開していくことが、東北及び日本全体の活力につながります。ここは、復興特区法案をできるだけ早く国会に提出することが必要であります。
三点目に、復興債の積極かつ大胆な活用であります。被災地及び被災地以外の東北地方関係自治体から要望が強い、使途に全く制限のない復興一括交付金を早急につくるべきだと考えます。現在、人、物、金の流れが萎縮状態にある東北全体の活力創出の起爆剤として、さらには地域主権の成功例を実現するものとして、国会での早急な審議が大変重要であります。
以上三点、いずれにしましても、日本史上忘れることのできない三月十一日の大震災から三か月、ようやく復興に向けた中核ともいうべき理念法が、国民の代表者である国会議員の総意の下、制定される重要な日を迎えました。これは復興に向けての大きな第一歩であると確信いたします。
大切なことは、人心と政治に時差と乖離が生じないよう、国会はこれまでにない最大限の力を傾注する必要があります。さらには、歴史的観点から、我々は、後世に評価に値するだけの使命を全ての政治家が責務として背負っているということを再認識する必要があります。
国難である今だからこそ、国会の英知を集結し、何よりも大切な日本国民のために、未来に向かって一致結束できる体制を速やかに整備し、復旧・復興に全力で臨むということを最後にお誓いし、私の賛成討論といたします。
ありがとうございました。(拍手)