本島修の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)
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○本島参考人 ありがとうございます。
まず、燃料については、もう先生が御指摘のとおりでございます。
次に、私どもが重要視しておりますのは、やはり放射線のレベルでありまして、燃料のトリチウムは、ベータ崩壊という弱い電子を出す放射性物質でございます。ですから、トリチウムの安全な取り扱い技術の開発が必要でございました。こちらは、もう既にITERの計画の中で、具体的な装置、それから運転計画等で実現されております。
次に、材料を二万三千トン使いますので、中性子が当たったときに放射化いたします。核融合エネルギーの場合には、その放射性物質を、放射化の量を最小化するということが必要になりまして、ウランを使う原子炉のように、高レベルの、しかも長い間、一万年も放射線を出し続けるような問題はないわけですが、放射化しにくい材料を使うということによって、全体の放射線レベルを物すごく抑えることができるという特徴がございます。それが核融合の次の重要な点として御指摘申し上げたいと思います。
一番重大な想定事故ですが、これは、トリチウムを扱う建物等が火災に遭った場合が想定できまして、その場合に、周辺に対する影響がどれぐらい大きくなるかということを事前に検討しておく必要がございます。ITERの場合は、その最悪シナリオでも、周辺の住民の皆様に及ぼす影響は自然界のレベルであるということがはっきりしております。