本島修の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)
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○本島参考人 やはりコスト面の見通しをつけるということもITERの非常に重要な点でありまして、ITERで開発した技術というのは、もちろんさらに付加価値、開発要素をつけていく必要がありますが、その次の段階で使えるわけです。
ですから、次の段階になりますと、そういったRアンドD要素、RアンドDにかかるプレッシャー等もかなり下げていくことができるわけですし、非常に重要と申し上げられる点ですが、ITERは実験炉ですから、実験という言葉がついておりますように、あれもできるようにこれもできるようにというわけではありませんが、いろいろなことが可能になるような装置でないといけないわけなんです。
私は、少なくとも二つの最適化された状態をつくり出すことがITERにとって非常によい結果をもたらす、そうしますと、その次をやるときに、この国はこの状態を選ぶ、日本はこの状態を選ぶ、そういう選択肢が可能になります。ですから、戦術と戦略を使い分けていくこともできます。
コスト面については、ITERはいろいろなことができるようにという実験装置ですから、その分、これは決して言いわけではないんですが、どうしても高くなるということがあります。
ですから、実験炉で得た技術、それからオペレーション、運転の最適化された状態等を次の段階の実証炉で使うことによって、コスト的には、ITERで使った予算に比べてかなり効率的にできる。
これは私自身が核融合科学研究所におりましたときの設計研究ですが、次の実証炉の段階でコストは今の電気代の二倍以下に抑えることが可能だ、こういう研究結果もまとめておりまして、そのさらに先に行けば、さらにコストが下がっていくわけですから、将来の、二〇五〇年以降の社会の皆様に十分受け入れていただけるコストになるはずだ、こういうふうに考えております。