秋葉賢也の発言 (外務委員会)

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○秋葉委員 おはようございます。自由民主党の秋葉賢也です。
 きょうは、まず外務大臣に、大変限られた時間でございますから、そう何問も質問できません。
 この原子力の四協定も、ずっと継続案件で参りました。福島の過酷事故がなければ、ある意味では、もう少し早い段階での手続ということが可能だったのかもしれません。しかし、今の現状は、ステップ1が終わったとはいっても、今、政府が公約しているように年内の冷温停止が本当に実現できるのか、まだわからない。あるいはまた、ようやく国会に独立した機関として設置されました事故原因の究明、検証委員会、きょうの午後の本会議で委員の任命も行われるわけでございますが、この正式な結果も出ない。こういう状況の中で、この四協定、前のめりになるのはどうなんだろうという慎重意見が国民の中に非常に強いのではないかというふうに思っております。やはり福島の事故以来の世論ということを考えて判断していくことも大事なのではないか。
 そしてまた、今回の一連の議論の中で、さまざまな情報の公開というものが妥当だったのか、情報隠しはなかったのか、そこで出された情報というのは適切なものであったのか、さまざまな疑念もあり、問題点も露呈してきたわけでございます。そういう中で、保安院の外局への移行の問題でありますとか、もっともっと客観的に、あるいは自立的に、第三者的な見方を強めていくことも大事ではないのか、こういった指摘もずっとなされてまいりました。
 原子力に関しては、今、内閣府に原子力委員会あるいは原子力安全委員会というものも設置され、適宜有識者の意見も吸収してまいりましたけれども、よくこの委員会の審議の中で玄葉大臣は、今回、この協定の御承認をお願いしている四カ国については、政府として各国それぞれのケースに応じて個別に検討してきた結果、妥当だという判断をしたんだと言うんですが、まさにこの検討の経過というものが、外務省自体には十分な技術的な目きき能力はありません、経済産業省にも省内に十分な目きき能力があるかというと、そういうのがなかなか不十分なために、外局、今は内閣府に設置されている二委員会、そういったところに意見を求めながらやってきた、こういういきさつがございます。
 この原子力協定については、第三者の意見を求めて諮問しなさいというようなルールは今のところないわけですけれども、一つは、客観的な安全性をさらに担保していくということ、そしてもう一つは、行政の内部だけじゃなくて第三者による自立的な意見というものも、こうした条約案件を結ぶときには、諮問をしてこういう客観的な意見が出されましたというような仕組みをこれからつくっていくということが非常に大事じゃないかと思っております。
 大臣が就任される前ですけれども、この委員会では参考人招致もいたしまして、有識者からいろいろな意見も伺いました。特に懸念が一番大きかったのは、ヨルダンとの協定でございます。
 世界に約五百基ある原発の中で、全く水のない砂漠の内陸部に設置されているのは一カ所しかないわけです。アリゾナに一カ所あるだけです。あとは全部、海岸部、水が十分に確保できるところに設置されてまいりました。そういう中で、このヨルダンの今後の政策というものが本当に妥当なものなのか。我が国として責任を担保することができるのか。
 水がない、下水処理場を拡張して使うんだと言っております。また、我が国と同じように大変な地震国であります。そして同時に、その立地性を考えると、中東の不安定な政情を抱えている国々が周りに多い。テロの危険はないのか。あるいは、今回の立地場所は、人口百二十万を抱える首都アンマンからわずか四十キロしか離れていない。こういう立地の問題を考慮したときに、我が国政府として勇み足でこの協定を批准していいのだろうか、さまざまな疑念がわいてまいるわけであります。
 冒頭申し上げましたようにきょうは十分な時間がございませんが、これからもこうした原子力協定が随時出てまいります。そういうときに、外務省として検討した結果こういう判断をしたんだという外務省としてということにプラスして、やはり客観的な機関、今回私たちは議員立法で第三者的な調査委員会をつくったわけですが、従来の例えば原子力委員会、あるいは安全委員会の方が所管に適切だと思いますけれども、文言として、こうした条約案件のときには安全委員会の諮問を聞く、そういうような取り組みを今後考えていくべきじゃないか、こう思っておりますが、大臣のお考えを伺いたいと思います。

発言情報

speech_id: 117903968X00420111202_004

発言者: 秋葉賢也

speaker_id: 26352

日付: 2011-12-02

院: 衆議院

会議名: 外務委員会