山花郁夫の発言 (憲法審査会)

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○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。
 きょうは、中山参考人、橘参考人、ありがとうございました。また、先ほどルクセンブルクのお話も御紹介いただきましたことを感謝申し上げます。
 トップバッターでありますし、また各会派を代表してということですので、これまでの民主党のスタンス等々について若干お話をさせていただきます。
 これまで民主党は、結党以来、憲法について調査会を設け、議論を進め、また文書などもつくってまいりました。先ほど中山参考人から御紹介いただいた、委員会では会長代理を務めていた方がおおむね党でも会長を務めてこられまして、二〇〇一年には鹿野会長のもとで中間報告、二〇〇二年には中野会長のもとで調査会報告、また二〇〇四年には仙谷会長のもとで中間提言、そして二〇〇五年に枝野会長のもとで憲法提言というのをまとめてまいりました。
 先ほど中山参考人からお話があったことに関連いたしますけれども、現行憲法では、改正のためには衆参の国会議員の三分の二の賛成が必要ということになっております。これはどういうことを意味するかというと、主要な政党がほぼ一致をしていなければ、事実上、改正の提案が提起されるということはあり得ないということを意味しております。つまりは、単一の政党が衆参両院で三分の二を占めるということは、現実的にはなかなか想定ができないからということが言えます。
 そうであるとすると、各党が自分たちの憲法原案はこうだと条文まで書き下して、お互いまなじりを決してというような形には恐らく憲法議論はならないのであろうということで、中間的な形、大体の考え方をまとめて、二〇〇五年の憲法提言というものをまとめたときには、こうした形で国民的な議論をまず起こすべきではないかということを言ってまいりました。
 また、その前段階になります国民投票法ですけれども、先ほどルクセンブルクのお話を紹介していただきましたが、憲法改正のための国民投票法ということに限定することなく、党内では、直接民主制のあり方としてイニシアチブ、レファレンダム、リコールなどがございますが、そういった観点から、国民が国政に直接参加する方法についてという観点からの議論も行ってくる中で、先ほど橘部長からもお話がありました、例えば、一時期、女性の天皇を法律上容認するかどうかという議論がございました。
 法形式としては、皇室典範を変えれば国会だけで変えられることでありますが、本当にそれでいいんでしょうか、やはり天皇制にかかわることであるから国民投票なども本当は必要なんじゃないでしょうか、こんなような議論であるとか、あるいは、先ほど御紹介いただきましたように、政権を選ぶ、時の政府をどこにするかということを選ぶ投票ではなくて、憲法という国のあり方にかかわる投票制度でありますので、従来、国民投票法というのを想定したときに、選挙法を少しアレンジするということがイメージされていたかと思いますけれども、それとは全く違って、例えば憲法裁判所をつくるべきかどうかということが議題になったときに、現職の裁判官が、そんなのをつくるのはおかしいじゃないかと働きかけるということがあったとして、それが実質的に何か悪いことなんでしょうか、そういった観点からの議論も進めてまいりました。
 また、そういう中で、与野党の法案の中での歩み寄りができたことは非常に期待感が持たれたんですけれども、残念ながら、先ほど御紹介があったように、大変恐縮ですが、時の政府のトップの方が争点化をしてしまうという大変不幸なことがあったことが今日に至る大きなきっかけではなかったかと思います。
 今、政治の場では、震災に対する復興とか復旧とかそういったことが最優先で取り組まれている中で、この審査会がスタートしました。先ほど参考人から御指摘いただいたように、優先順位としては相対的には下がるのかなと思いますが、しかし、全く必要ないということにはならないと思います。憲法調査会がスタートした折に、現行憲法の制定経緯についての調査を進めました。いろいろな意見がありましたけれども、現行憲法が通用しているということは、これはやはり国民の法的確信があるからだということだと思っておりますし、そのためにも、しっかりとした議論というものを国会の場で行っていくことが必要であると、このスタートに当たりまして申し上げます。
 以上です。

発言情報

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発言者: 山花郁夫

speaker_id: 324

日付: 2011-11-17

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会