赤松正雄の発言 (憲法審査会)

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○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。
 先ほどは、中山太郎先生から本当に胸詰まる思いでのお話、私も本当に、この十年近い歳月の中での御苦労をしのばせていただいたところでございます。
 まず、もう御存じいただいていることであろうかとは思いますが、公明党の憲法に対する姿勢というものについて申し上げたいと思います。
 私どもは、国民主権、基本的人権、そして恒久平和主義という憲法の三原則、これを持った今の憲法、これは変える必要はない、基本的に変える必要はない、そういう意味で、紛れもなき護憲政党でございます。
 ただ、今の憲法がスタートして以来今日までの時代状況の変化というものは大変大きいものがあるということで、そういう時代状況の変化に応じてつけ加えるべき項目がないかどうか、そういうことをしっかりと党内の議論で確認してまいりまして、例えば環境権だとかあるいはプライバシー権といったふうなものが今の憲法につけ加えられるべき余地があるのではないか、そういった観点での主張を今日までしてまいってきております。
 そういう意味では、大枠で改憲か護憲かという枠組みの中では護憲でありますけれども、しかし、さらに詰めていけば加憲、今の憲法に加えるということがあっていいのではないか、そういうふうなスタンスをとってまいってきている政党でございます。
 先ほど中山先生の御報告の最後の部分で少し言っていただきましたけれども、私は、憲法調査会の五年、そして調査特別委員会における二年、ここまで非常にある種順調に、当初の五年間というのは憲法改正の提出権などのない、いわゆる調査のための調査会であったということで非常に大きい意義があったと思います。
 先ほど橘部長の方から、多く述べられたという意見についての若干の補足解説、説明がございましたけれども、そういう議論、非常にある種、今から四年前にさかのぼりますと、なかなかいろいろな角度で、憲法をめぐる議論、国民的な議論というのは盛り上がってきていたやに思われます。
 しかし、詳しい話は先ほど中山先生がおっしゃったので避けますけれども、本当に非常に不幸な出来事があって、空白の約四年というものが起きてしまいました。
 私は、当初、盛り上がったこの憲法論議というものをさらに一層盛り上げていくべきだ、つまり、国会における議席の差、私のところから始まって一、二、三、四、五人ですか、いわゆる野党は、正確に言うと違っているのかな、本当に非常に少ない数でありますけれども、要するに、広範囲な国民の……(発言する者あり)ごめんなさい。失礼しました。広範囲な国民の憲法に対する意見というのは、必ずしも国会における議席数を反映していない、そういう思いがございます。
 要するに、この特別委員会の議論が終わって以降いわゆる凍結期間、当初二年と言われたのを三年に延ばすということで、その三年間を使って、言ってみれば憲法のどこを変えるのか、あるいは変えなくて、法律等で対応できる、今の憲法をめぐっての対応が不十分であるから憲法改正という議論が起きてくるのであって、その対応がきちっとできるならばあえて改正しなくてもいいというふうな項目があるのかどうか、つぶさに研究する期間として三年間、審査する期間としての三年間、こういうことを言ったつもりでございましたけれども、残念ながら、その期間が完璧に無為に過ごされてしまった。非常に残念に思います。
 そこで、これから、きょうを皮切りに始まるこの憲法審査会をどう進めていくのか。余り時間がないので多くを申し上げられませんが、文字どおり、憲法調査会が憲法のための、憲法を調査するという機関であった、今度の憲法審査会は、別に言葉遊びじゃございませんが、憲法を審査するということですから、やはり現行憲法の展開のありようというものについて審査をする、そういう考え方で当初スタートされていくべきではないのか、そんなふうに思います。
 そして、先ほど同僚委員からもありましたけれども、三つの宿題等についても、並行的に宿題を早期に解決するということがあっていいのではないか、そんなふうに思う次第でございます。
 以上です。

発言情報

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発言者: 赤松正雄

speaker_id: 4375

日付: 2011-11-17

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会