中島正純の発言 (憲法審査会)
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○中島(正)委員 国民新党の中島正純です。
国民新党の憲法に対する基本的立場を踏まえて発言をさせていただきます。
まず、本日は、憲法審査会の調査活動の始まりに当たって、憲法調査会長及び憲法調査特別委員長として、国会の憲法論議の中、中心におられた中山先生からお話をお伺いできたことは、大変光栄に思うと同時に、中山会長には深く感謝を申し上げる次第でございます。
同時に、これまでの憲法論議の蓄積についてお話を伺うにつけ、このたびの憲法審査会の始動に当たり新たに憲法論議に携わることとなった私としても、その責任を強く感じているところです。
特に、日本国憲法施行後五十年超にわたり、国会において憲法を議論する場が設置されていなかった中、すべての会派が参加する形で憲法調査会がスタートするに至った経緯、加えて、その後の調査会の進め方についても、幹事やオブザーバーを含めた幹事会構成メンバー皆で論議をして決められたこと、さらには、少数者の意見をじっくり聞くとの基本的方針のもと、少数会派がまとまった形で意見を述べられるよう発言時間の割り当てなどに工夫がなされたことなど、憲法調査会のあり方については、今回、憲法審査会の立ち上げに携わることになった我々にとっても、大変示唆に富む点が多いものと考えております。
憲法改正国民投票法の採決に至る過程で生じたしこりにより、国会における憲法論議には、残念ながら約四年間の空白期間が生ずることとなってしまいましたが、その間も、国民新党は、憲法論議の再開を促進すべきとの立場をとってまいりました。
今後、憲法論議を積極的に進めていくに当たって、私自身の経験とも関連させながら、憲法についての所感を述べさせていただきたいと思います。
我が国が現在直面する課題として、このたびの東日本大震災についてまず触れないわけにはまいりません。
先日、私は、議院運営委員会の委員派遣で、震災発生以来三度目の被災地入りをしてまいりました。第一回の憲法審査会における大畠会長のごあいさつにもあったところですが、我が国は、戦後最大の国難とも言える事態に直面しているとの思いを強くしたところでございます。同時に、このたびの大震災は、国の根幹にかかわる重要な憲法問題をはらむものであり、とりわけ非常事態条項を憲法に設けることについて議論を進めることは、立法府に課せられた責務であると考えます。
加えて、私自身、政治活動における信条といたしまして、安全、安心な地域をつくるという考え方のもと、子供たちの明るい未来のため、住みよい国づくりを目指してきたところでございます。憲法が人権保障などの国のあり方を定める根幹であると同様、安心、安全に暮らせることは国民生活の根本となるものであると考えております。
現行憲法は、第二次世界大戦後、占領されていた時期に公布されて以来、六十年以上の長きにわたって改正されることはありませんでした。しかし、現行憲法については、九条に代表される国防上の問題点のみならず、時代変化に応じた人権、環境問題への対応上の問題や一票の価値、解散権等に代表される選挙、国会運営上の問題など、さまざまな問題が指摘されてきています。
国民新党は、平成二十二年の参議院議員通常選挙に際しての政策集で、平成の自主憲法制定へ、憲法論議の再開促進という項目を立てて、憲法について言及しています。ここでは、私たちは、「我が国の伝統や文化を守ると共に、国際社会で期待される役割を我が国が凜として果たしてゆく為に平成の自主憲法制定を目指してゆきます。」と記しております。
憲法審査会は、この国の形をあらわす憲法について議論することができる場です。国民新党は、この憲法審査会において積極的に憲法論議を行っていきたいと考えております。