古川元久の発言 (内閣委員会)

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○古川国務大臣 今、委員御指摘のところの、今の一方的に偏った円高の動きについては、政府としても大変懸念をいたしております。そこに対しては、政府としてとにかく全力で対処していかなきゃいけない。そのメッセージがまだ十分伝わっていないという御指摘であれば、これはもっとしっかり伝えていかなきゃいけないというふうに思っておりますし、さまざまな場で、私どもも、この一方的な偏った円高の動きに対しては発言をいたしております。
 私も先日ワシントンに行ってまいりまして、バーナンキ議長やブレイナード財務次官などとも意見交換をさせていただきましたが、そういう中でも、私の方からはこうした為替の動きについてはしっかり言及をさせていただきました。
 今回の円高対策でございますけれども、これは、別にこれで打つ手がないということじゃなくて、先ほど委員からも御指摘がありましたが、為替というのは、とにかく一番基本はやはり過度に上下するというのがよくないということでありますが、特にこの急激な円高というのは、輸出産業を初め日本の製造業に大きな影響が与えられるわけでありますから、そこに対してはあらゆる措置を考えていかなきゃいけない。
 先ほども委員から、そのときにはそういうメリットも生かしていくんだというお話がございました。今回の円高対策で特に私どもが重点を置きましたのは、もちろん痛みを緩和する、そういう対症療法的なこともやはりやっていかなきゃいけないということで、かなりそこは手を尽くしましたけれども、それと同時に、この円高メリットを生かすということと、かつ、こういう為替の変動に左右されない強靱な経済構造をつくっていこうと。そういう攻めの部分、守りだけでなくて攻めの部分、そうした部分にかなり力を入れて対策というものをまとめさせていただきました。
 この攻めの部分というのは、それこそ立地補助金のような形で、為替が変動しても、つまり今の値段で、為替が円高になったら売る価格を一々下げなきゃいけないというのじゃなくて、どんな為替状況であろうと同じ値で売りに出せるような、そういう競争力のある部品をつくれるような企業の立地を進めていくとか、あるいは、この円高を活用して世界の成長産業や資源などを獲得していく、MアンドAとか資源獲得に向けて融資や出資ができる、そういう枠をつくっていく。そうした攻めのところの政策は盛り込ませていただきました。
 これをこれからどんどんと加速をさせていく。そして、実際にちゃんと成果を出していくことによって、日本経済そのものを強靱な経済構造にし、そして将来の成長につながるような、そうした企業の買収などもぜひ行っていくような成果を見せていくということが、為替市場に対するメッセージとしても好ましいんじゃないかと私は思っております。
 そしてまた同時に、今の、目の前のこういう急激な一方的に偏った状況に対しては、今後ともいろいろな措置を考えていくということで、具体的には、「諸外国、国際機関との連携の中で、非伝統的な施策を含め国際金融市場の安定確保に資する施策を幅広く検討し、所要の施策の推進に努める。」ということをきちんと書き込ませていただいております。
 そういった意味では、今後とも、さまざまな施策というものを検討していきながら、この一方的に過度に円高に振れているそうした市場に対して、政府としても強いメッセージを送っていきたいというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 古川元久

speaker_id: 31953

日付: 2011-10-26

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会