古川元久の発言 (内閣委員会)
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○古川国務大臣 まさにこの点については、先ほど来から申し上げておりますように、委員と私ども、問題意識は共有いたしておりまして、この機会に海外MアンドAや資源確保等、ぜひ具体的に一つ一つ成果を上げていきたいと思っております。
そうしたために、今回の対策の中では、先ほど来からお話が出ておりますけれども、民間資金を導入するための呼び水として、現在約八兆円とされております外国為替資金特別会計から国際協力銀行への融資枠を十兆円規模に拡大すると同時に、石油天然ガス・金属鉱物資源機構、JOGMECでありますが、への出資の拡充を通じて、レアアース等の鉱山権益取得や天然ガス田買収を支援するとともに、産業革新機構への政府保証枠の一・八兆円への拡充等を通じて、海外MアンドAを促進する、そういう枠を設けました。
問題は、これをどうきちんと使っていくかということだと思うんですね。委員も役所にいらっしゃったときにいろいろ経済対策なんかやられたと思いますが、私も、わずかな時間でありましたけれども、たまたまそういう経済対策を取りまとめる部署にいましたときに、数字を大きくするときに、ただとにかく数字を積み上げる、そういうことがよくあったわけでありますが、実際にはそれが使われていないということがよくあったわけであります。
私も政府の方に二年前に入らせていただいて、過去の政策、打ち上げたときにはよかったんだけれども、実際にはそれが効果がなかったということはどういうところにあるのかなというと、その後にきちんとフォローしたりとか、実際にちゃんと枠があっても使われていなかったりとか、そういうことが多いんですね。ですから、やはりそこの、いわゆる行政のPDCAサイクルをどうつくっていくか、これが政府に対する信頼をきちんと獲得するためにも大事なことであって、これも、私は、この円高対応策はまさにこれからが一番の正念場だと思っています。
特に、MアンドAなどは、私も経済界の方々にお会いするときにいつも申し上げているのは、とにかく政府として、皆さん方が長期戦略に立って、企業、それこそこの機会に競合の企業などを、MアンドAに走ったっていいんだと思います、こういうチャンスに。そういったものについて政府は全面的にバックアップはさせていただきますと。
それこそ、今、八兆を十兆に拡大しました、これで足らなくなるんだったら、委員おっしゃるように、もっとこれを拡大すればいいと思います。でも、まだこれはそんなに使われていないわけですね。だから、まずはこの枠の中で、どんどんこの枠を使っていただいて実際にMアンドAなどの促進をしていかなきゃいけない。そのためには、あらゆる機会を通じて、今、政府の方からも民間企業に対して、この枠を使ってそうしたことを計画してもらいたい、実行に移してもらいたいというお願いもさせていただいております。
ですから、これはやはり官民挙げてやっていかなきゃいけない話でありますので、しっかりそういう意味での、民間の皆さん方にも、この枠を使って、ぜひこの機会に中長期の企業の戦略を立ててそういう投資に出てもらいたい、その全面的なバックアップは政府としていたしますよと。融資だけじゃなくて産業革新機構などを通じての出資などもできますので、そういう融資と出資両方の面からサポートしていく。
それがどういう状況なのかということは、今後、随時フォローしていって、チェックをしていきたいと思っております。チェックをして、足らないようであれば、なおそれを後ろから押していく。これはぜひ、先生もいろいろな方々を御存じだと思いますから、先生からも民間の企業の経営者の皆さんなどに、どんどんこの機会にこういう政府の政策を使ってMアンドAをやれというふうに後ろから押していただければと思います。これは、本当に我々みんなが努力をして、民間の方々にも御協力いただいて、せっかくつくったこの枠、お金を有効に活用していく。
私は、日本はお金はたくさんあるんだと思います。そのお金が十分に生かされていない。そういった意味では、お金を生かすための政策をぜひ実現していきたいと思っておりますし、実際にやはりこれは実行されなければ意味がないわけでありますから、その実行に向けて、これからが正念場だと思っておりますので、頑張ってまいりたいと思います。ぜひ、また委員の御協力もいただければというふうに思います。