猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)
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○猪口邦子君 自民党の猪口邦子でございます。
本日は、外交防衛委員会の原子力協定の質疑に総理大臣自ら御出席くださっています。総理、まず、御出席ありがとうございます。
条約審議から始めたいところでございますけれども、福島原発事故の関連で、放射性物質汚染水海洋流出の問題が四日日曜日に発生しました。その上、在京外交団への通報は、六日火曜日十八時四十二分から五十五分までに、つまり、発生から二日半後ようやく行われたということでございます。
海洋流出から二十四時間後の月曜日十五時五十六分には外交団に汚染水処理施設から漏水しているという事実は伝えたようでございますけれども、この時点では海洋汚染が起きていることは伝えていませんし、外務省は、在京大使館への連絡に先立ち、施設からの漏水が海洋流出につながっていないか政府部内に確かめる努力をしていないようでございます。また、困ったことに、外務省は在京大使館には連絡しても外務大臣には漏水の事実を連絡せず、また在京大使館に連絡した事実の報告も即時には外務大臣にはなかったと、昨日、私が調べたところで分かっております。
早期通報条約、何度も問題であったんですけれども、これに基づきますIAEA通報も流出から丸一日以上たってからでありまして、最終的には六日火曜日十九時五十九分でございます。六日の午後といえば、本委員会ではこの原子力四協定の大臣によります趣旨説明が行われたあの午後でございます。
事件は四日日曜日に起きているのであります。しかも、今回の海洋汚染は高濃度汚染水でございます。数量としては百五十リットル、しかし二百六十ベクレルと推定され、これは今年の四月四日から十日に低濃度の汚染水大量放出、その放射線量の実に六分の一にも及ぶものであり、しかもストロンチウムを含む汚染水、ストロンチウム、御存じのとおり、人体に取り込むともう出ないものでありまして、他方で遮蔽しやすく透過性はないという特性がありますので、対応が早ければ海洋流出の問題、最小にとどめる方法もあったかもしれません。
総理大臣は以前は財務大臣という主要閣僚で、度々、海洋流出の、汚染水の流出の問題の話、そして早期通報の重要性など聞いてくださっているわけですけれども、そもそも総理はいつこの事実を知ったのでしょうか。私が調べたところでは、通報は四日日曜日、当日の十五時五十九分、保安院から官邸になされたということですけれども、総理自らがこの事実について知ったのはいつですか。