猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)

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○猪口邦子君 外務大臣にお伝えしたいと思います。
 私は、やはり民主党政権の共通した、テーマにかかわらず、問題は、まず説明力がない、それから法律に基づかない動きが多い、それから対応力が遅いということなんだと思っているんですね。それに今日の分野が当たらなければいいなとは思ったんですけれども、まず説明力がないということに非常に当たるんじゃないでしょうか。
 そもそもこの四原子力協定は、これは元々、原子力供給グループというのが、ニュークリア・サプライヤーズ・グループというのがあって、これは紳士協定のようなもので法的拘束力がない、かつ本日議題となっている四条約のうち二つの国はこの協定に、NSGに入っていないわけですね。このNSGは、これはいろいろな核物質関連の資機材、技術、この輸出管理を通じて核兵器の拡散を断固阻止するという、そういう国際的な不拡散レジームなんですね。これは、しかし紳士協定でしかなくて、しかしかなりきちっと運営されているものなんです。これを国際約束に格上げしていく。しかし、何というか、マルチでなかなかやりにくくて、これをバイできちっとやっていくと。しかも、このNSGに入っていない国にも広げているんだと。何でもっときちっとこの協定の意味を当局自ら説明できないのかと、私はそういうのを本当にちょっと残念に思いますよ。
 それで、特に、例えばベトナムにつきまして、これはベトナム側の濃縮と再処理禁止規定が入っていますね。これは片務的な禁止規定。ヨルダンについてもそうですけれども、ベトナムにつきましては、日本のこの協定で事実上初めて、例えばフランスとかアルゼンチンとかロシアと結んでいますけれども、二国間原子力協定、我が国との協定で初めて禁止規定をきちっと入れているんですね。それで、日本はこれは禁止されていないという片務条約なんですよ。これを交渉し得ているんですよ。そういうことの意義をどうしてもっときちっと説明できないのかということなんですね。
 それで、先ほど総理がいたときにお伝えした、向こうは副大臣、こちらが全権大使という、その格が合っていないと。向こうはハノイで署名するんだったらやっぱり大臣じゃなきゃ駄目なんじゃないかということの意味も、外務大臣は分かったと思うんですけれども、是非総理にも後にきちっと伝えておいてもらいたいと思いますが、こういう片務的な内容もあるから向こうはあえて副大臣にしたのかもしれず、そこはよく考えなければならないと。しかし、日本からすれば、こういう禁止規定をあえて入れたんだから、相手国において政治的な責任とコミットメントを示してほしいので、大臣の署名を要求するとかそういうことをやらなければ駄目なんであります。分かってください。
 ちょっともう時間も少ない、私は十分だけですので、まとめて答えてください。
 ここは、韓国とのことにつきましては、これは、核物質の濃縮二〇%以上あるいは再処理規定については、これ、あっ、以下についてね、二〇%以下のところは適用を受けるということですね、以上のところに適用を受ける。だから、二〇%以下に禁止しているという内容が相互に入っているんですけれども、しかし、大臣、朝鮮半島非核化に関する共同宣言というのがありまして、これ、一九九二年二月十九日に発効していて、この第三項に、南と北は核再処理施設とウラニウム濃縮施設を保有しないという、こういう協定で、これは今回のこの日韓の原子力協定と内容として矛盾しないか。
 私が前段で申し上げたことと、この矛盾しないかという質問にお答えください。

発言情報

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発言者: 猪口邦子

speaker_id: 4512

日付: 2011-12-08

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会