有田芳生の発言 (法務委員会)

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○有田芳生君 おはようございます。民主党の有田芳生です。
 今日はコールドケース、つまり未解決重要事件と時効の問題について、中心にお聞きをしたいというふうに思います。
 言うまでもないことですけれども、政治というものは国民の生命、安全、そして財産などを守っていく、それを国民の立場から考えると、やはり政治がそういうことに熱心に取り組んでくれているかどうかということが政治の正統性、正しく統べる正統性の判断の根拠になるというふうに私は考えております。
 そういう意味において、二年前の夏に政権交代が実現をいたしました。そして、鳩山政権のときに所信表明演説で、当時の鳩山総理が命を守るということを何度も強調されました。そうした国民の生活を守っていく、特に命を守るということについては、やはりこれはお年寄り、そして一生懸命働く人たち、そして日本の未来であり、日本の宝である子供たちの命そのものを守っていくということがやはり新しい政治の推進力、基準にならなければいけないと考えております。
 フランスの哲学者のジャン・ポール・サルトルは、かつて無常観の政治化という言葉、それを使いまして、無常観の政治化を克服しなければいけないと。つまり、政治というものに国民が信頼を置いて期待をしているにもかかわらず、結局のところ、何をやっても駄目じゃないか、何を言っても無駄じゃないかと、そういう無常観が政治の世界に広がることを克服しなければいけないということをこれはサルトルは語っているわけですが、私たちも、新しい政治を更に求めていくためにも、この新しい方向性というものを模索し、それを実現しなければいけないと強く感じております。
 今日は、皆様方の前で質問をさせていただくその機会に、今日のテーマであるコールドケース、未解決重要事件と時効問題について、足利事件の冤罪被害者である菅家利和さんが今日傍聴に見えておりますので、菅家さんのお気持ちも考えながら、やはり平岡法務大臣が所信でおっしゃっていたように、常に国民の皆様の常識というものに立った新しい司法というものを追求する、そういう視点で質問をしていきたいというふうに考えております。
 菅家さんに来ていただいたというのは、皆さんお分かりでしょうけれども、栃木県足利市で起きたいわゆる足利事件、実は足利市だけではなく、そのお隣の太田市でも事件が起きておりました。いわゆる北関東連続幼女誘拐殺害事件、五件の事件が一九七九年から一九九六年の間起きておりますけれども、一体どのような事件だったのかということをまず一つ一つ振り返りながら、いかに私たちが重大な課題に直面しているかということをこれから御質問させていただきたいというふうに考えております。
 栃木県そして群馬県で一九七九年から九六年の間に起きた五つの事件について、具体的に何が起きたのか、まず刑事当局からお答えをいただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 117915206X00220111027_004

発言者: 有田芳生

speaker_id: 5133

日付: 2011-10-27

院: 参議院

会議名: 法務委員会