有田芳生の発言 (法務委員会)
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○有田芳生君 残念ながら、五人の幼女が誘拐をされて、そのうちの四人が殺害をされているということが分かった。
これは現地に行ってみれば分かりますけれども、足利市の駅前に織姫山という百十八メートルぐらいの小さな山がありまして、そこの上に登って見渡しますと、渡良瀬川が流れていて、渡良瀬川の向こう岸の方に、今御説明いただいた万弥ちゃんの御遺体が発見をされた、リュックの中から発見をされたんですけれども。その渡良瀬川を挟んだ僅か直線距離で二百メートルのところで、一九九〇年、菅家さんが冤罪被害者となってしまったいわゆる足利事件の真実ちゃんの遺体が発見された。僅か二百メートルなんですよね。その織姫山から左側を見ますと、今御説明をいただいた二番目の有美ちゃん、これは畑の中から白骨の遺体で発見をされております。織姫山から見渡しますと、その渡良瀬川を挟んで三人の幼女の遺体発見現場がもうすぐそこに見えるんですよ。右側の方を見ますと太田市の方になりますけれども、それは直接遺体発見現場あるいは横山ゆかりちゃんがいなくなったパチンコ屋が見えるわけではないんですけれども、車で移動をしてみると三十分も掛からない生活圏なんですよね。
そういうところで五つの事件が一九七九年から一九九六年に連続して起きた。これは戦後の日本の犯罪史を振り返ってみても、日本広しといえどもこういう土地は全くありません。そういうことがこの間起きてきた。しかも、半径にしますと十キロ圏なんですよ。十キロ圏でそういう事件が連続して起きていて、しかも未解決である。
もう少し詳しく申しますと、この五つの事件のうち三件がパチンコ屋で発生をしている、あるいは五件のうち三件が遺体が河川敷で発見をされている、あるいは五件の事件が起きた曜日を調べますと全て週末あるいは祝日に起きている、そういう共通点がある。これはおかしいんじゃないか、ひょっとしたら同一犯の可能性があるのではないかということで、この間、日本テレビの清水潔記者とそのスタッフが精力的に取材を進めてまいりました。私はその取材をずっと見聞きしておりまして、ただ、そういう事実、疑惑が報道されたからそれを信じるわけにいかないということで、現地にも何度も伺いましたし、被害者にもお会いしました。そして、菅家さんからも昨年詳しくお話を伺いました。
そうした現地調査に基づいた上で、これはやはりおかしいぞということで、今年の三月八日の参議院の予算委員会で質問をさせていただきました。そのとき、当時の中野寛成国家公安委員長は、この五つの事件が同一犯の可能性であることを否定できないと、そのように答弁されました。
それから政権が替わってしまいましたけれども、三月八日の国家公安委員長の答弁、これは今でも有効だと判断してよろしいでしょうか、警察庁のお考えを伺いたいと思います。