有田芳生の発言 (法務委員会)
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○有田芳生君 そうした報道に困惑しつつも家族会は、先ほどもお話をしましたように、熱心に、やはり世論とともに、あるいは警察当局とともに、あるいは私たち国会議員の家族会を支援する会とともに、何とか事件の真相解明に迫っていきたいと、そういう思いを皆さん持たれております。本当に年金生活で大変な状況の下でも自分たちがまくチラシをお金を出し合って、署名運動なども始まっているんです。
家族会が結成をされてから、まず足利市で署名運動が行われました。チラシ、カラー刷りのやつを作りまして、そして署名用紙を作って、足利の商店街で署名を取りました。私もそこに参加をしていたんですけれども、やはり足利市あるいは太田市でもこの五つの事件については物すごく今でも高い関心をお持ちなんですよね。それは、自分たちの子供たちの周りにもしかしたら足利事件などの真犯人がいるかも分からない。これは、お父さん、お母さんだけではなくて、お孫さんを持ったおじいちゃん、おばあちゃんたちも高い関心を今でもお持ちになっております。
ですから、署名活動をやっていますと、普通、なかなかテーマによっては難しくて、こっちからお願いしに行って、こういう中身ですよというようなことを言って理解していただけなければ署名なかなか難しいんですが、足利市、その次に行った太田市での署名運動については、家族会の皆さんがおそろいのTシャツを着て署名活動をやっていると、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんたちが寄ってきてくださって署名をしてくださる。太田市と足利市で合計四時間、署名運動、宣伝活動を行ったんですけれども、四時間で二千を超える署名をいただいておりますし、さらには幼稚園とか保育園の先生たち、そして父兄の皆さん、ひょっとしたら、真犯人捕まっていないんだから再びそういう事件が起きたら大変だという思いで、何とか真相解明をしてもらいたいということで、署名がどんどんどんどん集まって、まだまだ足りませんけれども、今では五千を超えるところになってきております。
これからも、十二月になれば私たちは家族会とともに署名活動を行う予定でおりますけれども、その署名のお願いが、五つの事件が同一犯の可能性を否定できないという以上は再捜査を何とか実現していただきたいということと、そして、警察の誤認逮捕で、菅家さんの誤認逮捕で捜査が途中で終了した足利の三つの事件の時効を延長していただけないかと、そのような要求で活動を続けております。
実は、足利事件というのは、菅家さんが本当に無念の思いをされて、冤罪は晴れた。しかし、足利事件、残された課題が幾つかあるんですよね。昨年の四月に、警察庁それから最高検が、足利事件にかかわる捜査・公判活動の問題を総括されました。総括、かなり分厚い冊子で、最高検、警察庁の総括文書があるんですけれども、そこにもまだ解明されていない二つの課題があります。
一つはDNA問題です。DNAについて言えば、菅家さんが犯人だと誤認されたその根拠となる当時のDNA鑑定、MCT一一八型法の初期の段階の鑑定。そのことによって菅家さんは大変な思いをされてきたわけですけれども、しかしその後、最新のDNA鑑定によって菅家さんは犯人ではないということが明らかとなりました。皆さん御承知のとおりです。しかし、最新の鑑定を使って菅家さんは全く事件には関係がなかったということが明らかになったわけですが、もう一つの問題があります。それは、九〇年の事件で殺害をされた真実ちゃんのTシャツ。そのTシャツには真犯人の体液が残っております。そのTシャツに残った体液。
ところが、菅家さんの無罪は、最新型のDNA鑑定で菅家さんの潔白は晴れたんだけれども、実は真犯人の体液がそのTシャツには残っている。そのことについて、検察側の鑑定と弁護側の鑑定が食い違っているんですよね。最新式のDNA鑑定に基づいても検察と弁護側の鑑定が食い違っている。じゃ、これ一体何なの、真犯人のDNAというのは一体何なのか。そのことを明らかにしていくことが今後大きな重要な課題として残っているわけですけれども、そのことについても今後機会があれば私はどこかで質問をさせていただきたいというふうに思っておりますが、もう一つの問題は時効の問題です。足利事件は時効とされております。
そこで、そもそも時効とは一体何なのか。そのことを平岡法務大臣に、御専門ですから、少し一般市民にも分かるような説明をしていただければというふうに思います。時効とは一体何でしょうか。