有田芳生の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)

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○有田芳生君 有田芳生です。
 今日は、北朝鮮情勢の評価と拉致問題の解決の条件についてお伺いをしたいと思います。
 皆さん御承知のように、北朝鮮による拉致被害者のお一人である蓮池薫さんは、日本に帰国をしてから様々な努力をなされて、今では韓国の小説の翻訳やあるいは御自身でエッセーなどを書かれております。
 その蓮池さんの今力を込めているお仕事の一つとして、新潮社から出ているPR誌に「波」という冊子がありますけれども、そこに「拉致と決断」という連載をなされております。今でも続いていますけれども、それの前半のところで、自分が北朝鮮に拉致をされてどのような生活の苦労をしてきたのか、そして、なかなか正直にはまだ書けないところもあるんだけれども、自分がどのような仕事をやっていたのかということもちょっと雰囲気で書かれたり、あるいは拉致被害者として日本に戻ってから、どうして自分たちは帰国することができたんだろうかと、そのことを振り返っていらっしゃるんです。
 その蓮池さんが、なぜ自分たちが日本に戻ってくることができたのかということを振り返ったときに、帰国者は二〇〇二年の九月十七日、小泉訪朝の一か月後、十月に戻ってきておりますから、その当時の経済状況を振り返ったときに、北朝鮮に入ってから本当に、招待所である程度の生活が保障されて、なかなか大変だったけれども暮らしを続けてきた、だけど、自分たちは一般の北朝鮮国民よりもいい暮らしをしていたんだけれども、その暮らしにおいてもだんだんだんだん厳しい状況が二〇〇一年から二〇〇二年辺りには起きてきた。これが北朝鮮が自分たちを日本に戻さなければいけない条件の一つではなかっただろうかと、そのように蓮池さんは戻ってから自分たちの当時のことを振り返って評価されているんですよね。
 あれからもう来年十月で十年になります。この十年間、私たちがこれから拉致問題を本当に解決していく上で、北朝鮮の経済状況が当時と比べて今果たしてどのようになっているのか。好転しているとは思えませんけれども、当時と比べたときの経済状況の評価について、まずお聞きをしたいと思います。

発言情報

speech_id: 117915253X00320111028_014

発言者: 有田芳生

speaker_id: 5133

日付: 2011-10-28

院: 参議院

会議名: 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会