2011-12-08
両院
大島賢三
東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会の合同協議会
大島賢三の発言 (東京電力福島原子力発電所事故に係る両議院の議院運営委員会の合同協議会)
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○大島賢三君 委員を拝命いたしました大島でございます。
福島第一原発事故は、事故の規模、それからその影響の甚大さからいいまして、日本国内はもとより世界じゅうから、その真相究明、それから再発を防ぐにはどうしたらいいかということで注目をされております。また、この事故調査委員会は、この種の試みとしては我が国では初めてのことというふうに承知いたしております。このような事故調査委員会の委員の一人を務めることになりまして、任務の重大さ、責任の重さというものをひしひしと感じているところであります。
私自身がなぜこの委員の一人に選ばれたかよくわかりませんけれども、私自身は、直接、原子力発電所とか放射能汚染といった問題について、特に専門知識とか深い知見があるわけではありませんけれども、あえて申し上げれば、二点、ひっかかりがあったのかなというふうに思っております。
一つは、私は外務省のOBでございますけれども、今世紀初め、国連事務局に出向いたしまして、二年半ほど、当時、コフィ・アナン国連事務総長のもとで人道問題担当という仕事をしました。その任務の一部に、チェルノブイル原発事故の被災者に対します国際的な人道支援、これを国連本部のもとで調整していくという役目をいたしたわけでございまして、この関連で、ロシア、ベラルーシ、ウクライナの政府当局とのコンタクトも幾つかありましたし、現地も訪問したりした、こういうことがございました。
それからもう一つの関連は、私は広島市の出身でございます。広島県と広島市が中心になって組織し活動しておりますものにHICAREという組織がございまして、このHICAREは略称であります。名前が少々長いんですけれども、放射線被曝者医療国際協力推進協議会、こういう組織がございまして、原爆被爆者の医療支援、特に海外に在住の被爆者に対する医療支援活動を行ってきている組織でございまして、私は地元出身でもあるということで、この理事を務めさせていただいております。このHICAREは、最近、ウィーンに本部のあります国際原子力機関、IAEAとも協力関係を結ぶなど活動を広げている、こういうこともございます。
こういった多少の経験を踏まえまして、この調査委員会の仕事に取り組んでまいりたいと思っております。私個人としては非常に荷が重過ぎるというのが正直な感想でございますけれども、委員に就任することになった以上は、しっかりと役目を果たしていけるように全力で取り組みたいと思います。
この調査委員会がつくることになります報告書は、客観性、科学性、専門性というものにしっかり裏打ちされて、世界的にも信頼性の高いものであるべきだというふうに思います。そういう信頼性の高い調査報告をつくることによって後世に残るような仕事をするということが、この調査委員会に課せられた任務であろうというふうに思います。
黒川委員長のもとで、他の委員の皆様方とも協力しながら、しっかり取り組んでまいりたいと思います。
どうかよろしくお願いいたします。(拍手)