篠原孝の発言 (憲法審査会)

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○篠原委員 民主党の篠原でございます。
 この会合では初めて発言させていただきます。
 私は、憲法九条の意義は非常に大きいと思います。戦争を放棄するという観点は大事なことではないかと思います。
 しかし、私の体験をちょっと話させていただきますと、私が大学の在学中に、自衛官が土木学科に、修士課程か博士課程かは忘れましたが、そこに来ると。これを、憲法違反だ、受け入れるわけにいかないということで全学ストをしておりました。私は、これは正直申し上げまして、とても信じられませんでした。私は全共闘世代です、団塊の世代で。ですけれども、そのような会合とかそのような主張は一切受け入れられない、そういうことには参加せずにまいりました。それから比べると、大分変わってきたのではないかと思います。
 私は、自衛のための軍隊は絶対持ってしかるべきだと思います。それをよくないなどというのはおかしいんですね。それから解釈憲法、解釈でもってやっていくというのがありますけれども、私はそれはやはり無理だと思います。ですから、自衛のための軍隊は絶対持てると明記すべきだと思っております。
 それと裏腹なんですが、私は、いかなる理由であろうとも、海外に武器弾薬を持っていく軍隊を派遣すべきではないと思います。PKOとかあるいは国連決議のもととか言われますけれども、私はそれすらよくないと思います。
 それぞれいろいろな国がありますけれども、日本のこの姿勢というのは国際的に相当認知されてきていると思います。緒方さんとは大分考え方がいろいろなところで違います、今おっしゃいましたけれども。
 武器を持っていかない軍隊、それはおかしいかもしれませんけれども、イラク派遣のときにそれを貫徹いたしました。ほとんどです。武器弾薬を持たずに、皆持たずに行って、日本はそこまで憲法九条をきちんと守る国かということを、軍事専門家の間ではある程度認知されたのではないかと思います。そういう姿勢を貫き通していいんじゃないかと思います。
 そういう意味では、私は、災害派遣だとかいろいろなところで、バックアップのためには派遣していいんだろうと思います。ですけれども、国権の意思が働くこと、つまり、日本国の意思が働くような形での軍隊の派遣というのは一切いけない。これは議論があるかと思いますけれども、そういう意味では、インド洋、アラビア海における給油などというのは、私は許されてしかるべきだと思っております。ですから、そういうことをきちんと明記する。
 なぜかといいますと、いろいろ理由があるでしょうけれども、外国に軍隊を派遣するというときは、侵略の意図を持って派遣するなどという国はないはずです。そういうのがあってもです。
 ですから、外国は、例えば四川大地震のときでも、災害派遣といっても中国はほとんど受け入れませんでした。しかし、日本を一番最初に受け入れたのです。それは、日本が平和希求国家であることを中国もわかっているからだと思います。ですから、こういった日本の評判というのを高めていけばいいのではないかと思っております。
 ですから、繰り返しになりますけれども、自衛のための軍隊は絶対持てる、しかし、海外に日本国の意思が働くような軍隊は絶対に派遣しないということを明記していくのが一番すっきりするのではないかと思います。

発言情報

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発言者: 篠原孝

speaker_id: 13215

日付: 2012-05-31

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会