野田毅の発言 (予算委員会)

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○野田(毅)委員 今、答えていないと。全く答えていないです。それはなぜかというと、答えがないから。だから、それはわかります。
 答えを言いますが、今フランスでも、我が国では、デフレのときの消費税との関係、いろいろ議論がある、しかも景気が悪いとかいろいろあるわけですが、ヨーロッパ、いろいろな国がみんな消費税を上げているわけだ。しかし、同時に社会保険料の負担を下げようとしているんだ。今まで、どちらかというと、社会保険料があるから、ほかの税は、消費税は引き上げないでいいんだと言っていたけれども、もう社会保険料の引き上げそのものに限界が来た。
 では、社会保険料と所得税、法人税と何が違うんですか。全部直接税そのものじゃないですか。経済に与える影響は一〇〇%同じなんだ。では、なぜ別々にするんですか。
 もう時間がないから私から言いますが、答えは一点です。使途がはっきりしているからなんだ。受益との関係がはっきりしているから、社会保険料に誰も文句を言わなかったんです。それでも限界があって、もうこれ以上できないところに来てしまって、経済にも弊害を与えるということになってきた。だったら、社会保障を何によって財源をつくるんですか。これがもう一つの消費税の議論の本質でなきゃいけないんだ。そうでしょう。
 そこで、これは、何のために平成十一年度から予算総則を入れたか。私もそのときに入れさせた張本人ですから、そのときの狙いは、これを見てもらうとわかると思うんだけれども、最初の黄色い部分、消費税の収入は、国に入った収入は全てを基礎年金、老人医療、介護にしか使わない。これは今もそうなんですよ。だから、今も、国家公務員の給料には消費税から一銭も入っていませんよ。地方公務員は別だ、地方交付税を通じたりして。防衛費にも行っていませんよ。ODAにも、公共事業、ほかには行かないんだ、国の金では。それでも足りないのが現実なんだ。では、どうするというのが今の問題でしょう。
 そこで、もう一つ、実はこの分野に使うお金は、社会保険料が一番大きな根っこにあるんですよ。であれば、社会保障財源を賄う一つの有力な話として、消費税の使い道も、この社会保障にしか使わないということであるのなら、収入に対する保険料が社会保険料であれば、消費に係る保険料と考えてみたらどうですか。そのことによって、両々相まって社会保障の財源をカバーするということを考えないと、もう社会保険料は上げられない、では消費税ばかりこれから上げていいんですかということもあるし、一方で、では社会保険料をもっと上げていいんですかという話になるわけだ。
 このことの議論は、本当は私が言うんじゃなくて、そもそも政府が、あなた方が言わなきゃいかぬのじゃないですか。そうでしょう。だから、私は、今の内閣が本当にどこまで真剣なのかと。
 考えてみれば、二年前の二月、私は予算委員会で菅さんに質問した。当時は菅さんは財務大臣だった。そのときの答弁は、逆立ちしても鼻血が出なくなるくらい、徹底的に無駄を排除してからでないと消費税の議論に入りませんと言ったんですよ。マニフェストだけの話じゃないんですよ。それが、舌の根も乾かないうちに、一年もたたぬうちに、税と社会保障一体改革だなどと菅さんは打ち出したんじゃないの。
 同じ政権基盤、同じあの選挙によって野田総理も誕生しているんだから、その重みを考えた場合に物事の順序がある。だったら、素直に、我々もやはり必要だとかねてから言ってきているんですから、だったら野党に、協力する前にやることがあるじゃないですか、物の順序が。それが、まずマニフェストの撤回と国民へのおわびをやってください、与党の中をまとめてください、それから野党に協力を要請してください、この順序でやってください、こういうことなんです。
 総理、いかがですか。

発言情報

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発言者: 野田毅

speaker_id: 14178

日付: 2012-03-06

院: 衆議院

会議名: 予算委員会