枝野幸男の発言 (予算委員会第七分科会)
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○枝野国務大臣 御指摘のとおり、半導体産業は、まず直接には約十七兆円からの出荷額、それから約四十五万人の雇用を抱える重要な産業であります。加えて、東日本大震災でも明らかになりましたとおり、世界の自動車やエレクトロニクス製品の生産に不可欠な国際的なサプライチェーン確保の観点からも、重要な産業であると考えております。
一方で、輸出比率が約七割を超えているということで、ドル建てで価格が決まりますため、円高が企業収益の悪化に直結し、短期的には減産、中長期的には設備投資の抑制につながります。一方、最もこの分野に強いと言われている韓国の半導体産業は、相対的なウォン安が追い風となっておりまして、シェアを拡大しております。
したがって、この円高の状況で、半導体産業の競争力は、短期、長期、両面で極めて深刻な状況にあるというふうに認識をしております。
御指摘いただいたエルピーダも、個々にはいろいろな経営の状況があったかと思いますが、今のような背景というものが大きな要因になっているということは間違いないと思っております。
ただ、こういう厳しい状況の中でも、フラッシュメモリーやイメージセンサーなど、引き続き高い競争力とシェアを有している分野もありますし、御指摘いただいたとおり、省電力等の部分など、我が国の技術を生かしてさらに競争力を高める余地のある部分が少なからずあると思っておりますので、半導体産業の重要性にも鑑み、こうした分野の競争力をさらに高めるべく、投資の継続、拡大を後押しする観点から、設備投資支援をさらに行ってまいりたいというふうに思っております。
また、新たな収益分野の開拓につながる半導体の技術開発についても、引き続き積極的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。