空本誠喜の発言 (予算委員会第七分科会)

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○空本分科員 ありがとうございます。
 私も、環境に優しく、そして燃費の性能の高いエコカーの普及というものをどんどん普及拡大していくべきであろうというふうに考えておりますし、これは国民総意だろうと思っております。
 今後、エコカー普及に伴って、実は一方で電気自動車などは電力がかなりかかります、大幅な電力増大が見込まれてくると思います。
 二〇二〇年には、電気自動車、プラグインハイブリッドなどを二百万台生産し、市場に出す。二〇三〇年には、八百から一千万台というような見込みも今ありますが、その中で、夜間の充電、一台に二ないし三キロワットとして、十万台で二、三十万キロワット、二百万台で四百ないし六百万キロワット、百十万の原子力発電所であれば五基分、また一千万台では大体二千ないし三千キロワットが必要となってきまして、かなりの電力が必要となってくる。これは単純計算でありまして、さまざまなエコカーの充電の仕方とか使い方があるかと思いますが、確実に大電力の需要が見込まれてくると思います。そして、供給体制が必要となると思います。
 逆に、一方で、蓄電池技術はなかなか進んでおらず、これまでの研究開発の過程を振り返ってみましても、急速には蓄電池技術の進歩というか技術の革新というのはなかなか見込まれないのかなと思っております。
 エコカーを普及させるためには、やはり電力供給を安定化させるということも大変重要となってきますので、そういった意味で御検討いただきたいと思っております。
 そしてもう一点、再生可能エネルギー。その中でやはり、今注目されておりますが、再生可能エネルギーで車の充電をすればいいんじゃないか、また家庭用の電気を使ったらいいんじゃないか、いろいろありますけれども、こういった中でさまざまな課題もあるかと思っております。
 昨年十二月に私は福山市にありますメガソーラー施設、発電所を視察させていただきました。そのとき、晴天のときは出力がちゃんと出たんですが、雲に隠れればすぐに出力が急降下、出力の変動で、大変影響する。それが連系している主系統に対して相当な影響を与える。特に電力の品質に影響を与えるということも考えられます。
 また、各家庭にあるような分散型の太陽光発電を御家庭に大量に導入した場合には、それだけに見合う負荷追従可能な発電設備。例えば、家庭で電力が変動します、変動するときにはやはり主系統の方の電力の品質、周波数とか電圧とかそういったものに大きな影響を与えて、大変、瞬時停電とか、瞬停とか、そういったものの影響も考えられるのではないかと思っております。そのためには、バックアップ電源として、例えば百万キロワットの太陽光発電設備があるとするならば、同じだけの火力発電所を負荷追従用として新規に整備しなければならない。やはりそういった面では環境に逆効果であるんではないかなというところもございます。
 そこでまず、電力品質、特に周波数などに大きく影響すると考えておりますけれども、また、高い電力品質を要求する産業機械への、工業への影響も含めて御回答いただきたいのと、さらに、時間が余りございませんので、太陽光を大量に導入した場合、このフラクチュエーション、揺らぎによって、負荷追従、先ほど申し上げましたが、火力発電所の増設、そういった必要性、どのように経済産業省としてお考えであるか、お聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

発言情報

speech_id: 118005271X00120120305_017

発言者: 空本誠喜

speaker_id: 23054

日付: 2012-03-05

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第七分科会