玄葉光一郎の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(玄葉光一郎君) 平成二十四年度外務省所管予算案について概要を説明いたします。
 平成二十四年度一般会計予算案において、外務省は六千百七十二億五千七十三万六千円を計上しています。これを前年度と比較いたしますと、一・四%の減額となっております。また、東日本大震災復興特別会計において、六億七千二百四十三万七千円を計上しています。
 他方、ODA予算は、一般会計予算案における外務省所管分として、対前年度比〇・三%の増額の四千百八十億三千二百五十万二千円となっております。また、東日本大震災復興特別会計において一億三千百九十一万一千円を計上しています。ODA予算反転の端緒を開くことを目指した結果、このように、一般会計予算案における外務省所管ODA予算は二年連続の増額となる予算を計上しております。
 私は、外務大臣就任以来、着実な成果を目指す結果重視の実のある外交を全力で進めてきました。平成二十四年度予算案の作成に当たっては、こうした考えの下、以下申し上げる三つの予算上の重点項目を掲げ、めり張りを付けた上で必要な予算を計上いたしました。
 第一に、開かれた復興と新たな成長のための取組です。
 震災からの復興を日本の再生につなげるという逆転現象を実現するために、外務省としても、東日本大震災からの復興に最大限貢献するとともに、海外の成長を日本の成長につなげることを目指して新たな成長への取組に注力してまいります。具体的には、開かれた復興への取組として、日本ブランドの復活、強化、防災協力や人的及び文化交流を推進していきます。また、新たな成長への取組として、自由な貿易・投資体制の推進、パッケージ型インフラ海外展開の促進、グリーン成長の促進、ODAを活用した中小企業の海外事業展開支援等を実施します。さらに、東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえた取組として、原子力安全を向上させるための取組を強化します。
 第二に、開放的で多層的なネットワークの形成と国際社会における一層の貢献です。
 我が国の繁栄には、平和で安定した世界の構築が不可欠です。そのために、内向き傾向からの脱却を進めることも重要です。特に、アジア太平洋地域のリスクを最小化し、成長の機会を最大化するために、開放的で多層的なネットワークを地域の各国とともにつくり、アジア太平洋地域に豊かで安定した秩序を形成することが重要と考えています。そのためには、日米同盟を基軸とした盤石な安全保障体制が必要不可欠です。
 また、国際社会が直面する諸課題に米国や近隣諸国等と協力しながら、積極的に関与してまいります。特に、アフガニスタンについては、治安、再統合、開発を三本柱とした支援を引き続き着実に実施します。また、人間の安全保障の視点に立って、ミレニアム開発目標の達成に向けた貢献を引き続き行ってまいります。
 第三に、海外における外交実施体制の強化です。
 これまで述べてきた政策を着実に実施するためには、海外における外交実施体制の強化が必要不可欠です。在外公館の整備や在外公館職員の再配置を含む体制整備を推進すると同時に、情報収集・分析能力及び情報保全を含む外交実施体制を強化します。
 以上が平成二十四年度外務省所管予算案の概要でございます。
 福山委員長を始め委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
 以上です。

発言情報

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発言者: 玄葉光一郎

speaker_id: 19422

日付: 2012-03-22

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会