猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)
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○猪口邦子君 当局には当局のそういうお考えがあると思いますけれども、実際にこのような文章を作成、クラフティングというのは、本当に一言一言にたくさんの意味を込めますので、そういう意味では、今後も、本当に我が国国益について十分な検討がされているか、またそのような文言になっているか、よく検討をしていただきたいという一つの事例のようなものでございます。
さて、来週からの核セキュリティ・サミットでございます。総理行かれると伺っておりますが、外務大臣としてこの準備をどう整えてきたのか。日本はこの会議で何を狙うつもりなのか。そして、そもそも、なぜこの第二回核セキュリティ・サミットを東京が取れなかったのか、どうしてこれがソウルなのか、これをよく考えていただきたいです。
そして、第三回サミット、これは一体どこの国で行われるのか。当然、東京がこれに手を挙げるべきでありますけれども、既に時遅しのようで、こういうところがちょっと、余り強い言葉を使うのは好きではないんですけれども、ちょっと対応として甘いのではないかということなんですね。
民主党政権の中で二〇一〇年、核セキュリティ・サミットがなされまして、鳩山総理だったと思いますけれども、これはサミットですから首脳、アメリカがバトンを渡したのが、やはり当時の日本の政権ではなかったということですね。そこは、本当にその政権の信頼性とか、アメリカがこの大事な、何十か国も首脳が集まる安全保障における最大規模のサミットでございますね。この秋には経済の方でIMF・世銀年次総会がこれまたありますけれども、めったにないこういう大事な安全保障の面でのサミットでございますが、なぜ日本が取れなかったのか。
核セキュリティーといえば、我が国は被爆国であります。軍縮・不拡散の旗手であります。当然、アメリカが九・一一以降、テロリストによる様々な、場合によっては核分裂性物質を使ったような攻撃に対しても防護できなければという思いもあってか、こういうプロセスを立ち上げていくとき、そのバトンを受け取るのは日本であってもよかったと思いますが、そこはそうならなかったということのやっぱり反省をお願いしたいと思いますし、もっと早く第三回について手を挙げるべきであったと思いますし、根回しが不十分であったと思いますし、今まだリージョナルな枠で、アジアの番が終わったから今度はヨーロッパだとかいうふうになっていないはずであって、そういうこと全て後手後手に既に回っているということを伝えたいと思います。
それで、この会議は、この北朝鮮ミサイル発射問題、そして先ほどから議論されています自衛隊法第八十二条を使ってのこの破壊措置命令を出す検討に入ったということですけれども、本当にその措置がされるのかというようなこととの関係でも、まずこの発射を自制させるという働きかけをこの大事な来週からの会議でやるつもりなのか。そうすると、いや、そういう目的の会議ではございませんとかそんなことを言うと、もう本当に恥ずかしいことだと思います。五十何か国が集まって核セキュリティ・サミットをやる。現に、北朝鮮からのそのような事前通報があってという段階で行われるわけですからね。
そもそも、ソウルで行われるので非常に緊張感が高まっています。東京が取っていれば、ごく自然な形で被爆国として核軍縮の流れも不拡散の流れも引き継ぐ形で核なき世界に向けてやるんだという説明だって付いたはずでございます。
こういうことを含めて、何を発信し、それから、やはり今日のテーマとして資料も配っておりますけれども、核分裂性物質生産禁止条約、いわゆるカットオフ条約と呼ばれるものでFMCTと呼ぶんですけれども、これが次なる核軍縮条約であって、これを推進しなければならないというようなことをしっかりと言っていただけるのかどうか、その辺、総合的に伺います。
まず、なぜ東京が取れなかったことからちょっと反省していただきたいと思います。