猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)

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○猪口邦子君 今大臣おっしゃってくださったんですけれども、私が大使で赴任しましたときに、アメリカはこのBWCからウオークアウトする、まあ脱退というと表現が強いですけれども、もうここは当てにならないというような雰囲気がありまして、それから十年近くたって、もう隔世の感なんですよ。もうアメリカは、閣僚が、議長国以外閣僚を送っていないこの場に、運用検討会議というのは本当に条約運用の中で重要な、締約国の最高位の会議ですよね、そこに自ら乗り込んでいくと。やっぱり国の価値というのはこういうふうに示すんだと。そして、それが際立った場面でもあったと思います。
   〔委員長退席、理事広田一君着席〕
 ですから、是非このBWCのプロセス、これは大量破壊兵器の中で唯一検証機関がない、そういう非常に運用が難しい部分でありますけれども、日米で同じ方向を向きながら、よくお互いの国益、考え方をすり合わせて、それで、検証機関がないので、検証プロセスのような形でこの条約を有意義なものにしていくということに心を配っていただきたいと思っております。
 それで、大量破壊兵器は、御存じのとおり、核兵器、化学兵器、生物兵器がそうでございまして、その他の全ては通常兵器と呼びますよね。それで、核兵器ですけれども、今イランの問題、あるいはイスラエルとイランの問題、あるいは北朝鮮の問題、あるいは印パキの問題、いろいろありますけれども、NPT条約が不平等条約であるということから、ここに入らない。そして、核能力を持っているというのが印パキ、イスラエルであって、不平等条約であるということを変えることはできないので、次なる条約、これがFMCTであるわけです。これは、要は核兵器の原材料の生産禁止ですから、これ以上兵器ができないことになる。そして、全ての国、核保有国も兵器保有国も非保有国も加入するという意味で、そういう意味では非常に平等な核軍縮条約になると。
 条約の構成要素を日本政府から付託しているわけですから、また二〇〇六年には更に付託をされたというふうにも聞いているので、こういう作業文書が現在どういうふうに扱われているか、そのスタンディングがどうか、それについて、一言で結構なのでお伝えいただければと思います。そして、それを重視していただきたい。それで、核セキュリティ・サミットなどのあらゆる場面でFMCTをやりましょうと大臣は言っていただきたいんです。お願いします。
 じゃ、事務方からでもどうぞ。

発言情報

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発言者: 猪口邦子

speaker_id: 4512

日付: 2012-03-22

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会