猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)
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○猪口邦子君 そうでしょう。ですから、大体五時ごろに大変だと、この文書が本当にあるのかと、ちゃんと出してくださいよと局長から副大臣に言い、副大臣はこの四、五時間の時間の中でその文書を中国大使館から入手したということです。
この結果、この文書を根拠に輸出はされるんですけれども、結局、政府の現場は、実際の輸出の現場は、この文書があるから輸出検疫は不要と判断したんです。だから、輸出が行われたんです。それで、四月十九日になって、中国質検総局より、二月二十四日輸出された米等の展示品については、これは北京の常設展示館に展示されるものなんですけれども、それは中国の法令違反で返送を要求すると来たでしょう。ところが、その事務をちゃんとやらなかったと思いますが、五月二十五日になって廃棄処分ということになったという公電がこちらに接到しているという、こういうことなんです。
つまり、一枚のこの紙、文書によって、日本政府は、まさに政務が何らかこしらえたこの文書によって農政の現場は翻弄され、これに基づいて間違った実施をしたと。つまり、だまされてしまったと。一つの省内の中で政務が現場の本当にきちっと仕事をしようとしている行政の担当者たちをだますような根拠文書となるものを作成したということではないかと思います。
誰でも普通は分かる外交文書としてのまずさがあるわけですから、もし外務省に聞けば直ちに分かることだったので、これがなされていなかったということが、もし農水省の落ち度があるとすれば、つまり事務方の落ち度があるとすれば、そうなんですね。実際には、この偽りの文書、これは政務によって作られたものであるということになってくるんですね。なぜかというと、その文書が必要だということは現場は気が付いていたということです。
ですから、現場が失敗したのは、えせ文書、偽の文書をつかまされているということに気付かなかったということ、そして外務省に相談しなかったということ。他方で、外務省の側は、窓口をやってやろう、何とかしてやろう、そういう気迫も気力もなかったということ。この両方の問題があるということです。
つまり、推測ですけれども、二月二十四日五時から九時ないし十時の間に、高橋局長がその文書の提出を強く求めたので、副大臣から李春光書記官に書いてもらうということが推測されるわけです。
今私が述べたことを明確に国会で否定することが局長はできますか。できるかどうか分かりませんが、今答えてもらいます。もしどうしてもできないんだったら前副大臣を呼ぶしかないんですけれども、今となっては、このように国の重大事項ですから、現在の農水大臣、現在の外務大臣が、この文書がこの日、局長が事態の重大さに気付いて副大臣にそのことを伝え、副大臣からの依頼で急遽中国側が作ったということなのかどうなのか、これは調べてもらいたいんですね。
だから、道理で大使の署名なんかないわけですよ。だから、大使の署名がない。大使の署名がないというただ一つのことから、これだけ推論していくことがこの中間報告を見ればできるんですけれども、本日提出してあります最初のページの資料がそれでございます。これは中間報告からのコピーでございます。
では、今私が述べたこと、局長は否定できますか。