猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)
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○猪口邦子君 私は、玄葉大臣は、九月の初めに外務大臣に就任されたと思います。この短い一年の時間の中で非常に集中的にこのラブロフ外務大臣と接触を図っています。そこは非常に狙いが正しい、非常に集中力があると思います。それを生かせるかどうかなんですよ。これからが本舞台なので、ロシアの懸念事項を聞き出すことです。それは、相手が玄葉大臣を信頼してくれるかどうかに懸かっていますから、そういう信頼を獲得して、何が不安なのか、例えば太平洋側に出ることができなくなるというのが不安なのか、一体何なのかということをいろいろと聞いてきてもらいたいと。そのような本勝負、私は、細川総理の時代に総理としてできたんだと思いますから、玄葉大臣も、ここが勝負なんだということで、この領土交渉、領土の帰属にかかわる外相交渉をやってもらいたいと思います。
それで、私の希望は、この交渉の結果につきアメリカに丁寧に説明すべきなんです。アメリカの大使通じてでもいい、これは正式の外交ルートですよ、外務大臣、大使というのはね。あるいは、ヒラリー・クリントンさんに直接でもいい。北方領土、日本帰属を確定するために、ハワイ生まれのアメリカの大統領、オバマ大統領の尽力を求める、そういう意見具申を玄葉大臣は総理に行うべきなんです。
択捉島とハワイ島、両島を結ぶ歴史の悲しみですね、これをやっぱり見詰めて、オバマ大統領の助けを借りなければならないと、私は最終的にこの問題を解決していくときにそこが要となると思いますので、是非この交渉の結果を丁寧に誠実に、そしてあなたの助けが必要なんだということをアメリカに言うことだと思います。それをちょっとお願いしておきます。
それから、メドベージェフ首相がこの間、国後島に上陸しました。以前も二〇一〇年に行っています。それで、択捉島には行かなかったんですね。天候の理由、あそこの天寧の飛行場は着陸が非常に危ないところで発進基地なんですね。新しい飛行場が建設されているというふうに聞いておりますけれども。外交では、何をやったか、何をやっていないかという両方が大事ですね。国後島には行ったけれども択捉島には行かなかったということは、訪問の範囲は広げなかったということですね、二〇一〇年から。それももしかしてシグナルかもしれないんです。
そういうことも含めて、外務大臣は、ある程度情勢が整ってきているので、ここで本当に本勝負をやってもらいたい、やる責任があると、その席に座っているということはその責任があるということをお伝えします。
北朝鮮の体制内の最近の変化、これについての考えもロシア側とすり合わせるべきだと思いますけれども、ちょっともう時間もなくなりましたので、それはお願いしておくだけにいたします。
あと、ASEAN関連外相会議に積極的に出席されました。来年は日本・ASEAN四十周年。報道によりますと、特別首脳会議、開催する合意を取り付けたと聞いておりますけれども、その取組準備、どのようにお考えですか。これは非常に評価ができる局面です。