猪口邦子の発言 (外交防衛委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○猪口邦子君 それでは、ちょっと別の、国家安全保障会議の設置についてお伺いいたします。
これは竹島のことを踏まえて、時間が十分に早くではなかったですけれども、関係閣僚会議が開かれています。その中にまず森本防衛大臣が含まれていなかったということは、私はちょっと不可解ですと思っております。
それで、関係閣僚会議は、まず法的な位置付け、これはありませんね。それで、もう時間も少なくなっているので私の考え方を一方的にお伝えしておきたいと思います。
まず、このようなアドホックな会議を何かがあるごとに開くということは、まず、開催自体が情報であり、国際関係に対する一定の影響をもたらします。それから、そのことを知って、じゃ、防衛大臣は入っていると、自衛隊関係への対応も考えているのかということを考えられてしまうのではないかというような懸念から、入れたり入れなかったりということがあるのかもしれず、こういうふうに非常によろしくないということです。
ですから、私は、以前からNSC、ナショナル・セキュリティー・カウンシル、これを六者で常設定例型で設置すべきであるということを提唱してきました。すなわち、六者とは、総理、官房長官、外務大臣、防衛大臣、海保を持つ国交大臣、そして全てには予算が掛かりますから財務大臣の六者、常設かつ定例、毎回やっていれば、毎度定例でやっていればある事案についてわざわざ招集する必要がなく、その情報重心を世界に知られることがないということがあると思います。例えば、週二回閣議がありますのでその前とか、それであと必要な場面でのその他の閣僚はその都度呼び込むということは可能ですけれども、是非、常設の定例のNSCを設置していただきたいと、法的根拠に基づくものをきちっとやっていただきたいと。そうすれば、例えば今回、海保も頑張りましたけれども、海自と海保の連携とか、いろいろな問題に対するより深い議論ができると思います。
この度の関係閣僚会議には科学技術担当大臣あるいは経産大臣が含まれていて、まあこれはすぐ察することができる、続く週にその関連の会議があるから、その出席見合わせようか。だから、そういうことになるわけですね。その全てが国家戦略としては余り適切ではないと思いました。ですから、常設のをつくってくださいということですね。
そこで、なぜ日韓会合を相次いで取りやめているんですか。私は、これについて大臣の考え方を伺いたいです。もちろん不愉快なことがあって、もちろん大変な中であって、そういうことはありますけれども、例えば科学技術担当閣僚による日韓科学政策の対話の中止、この判断というのはどういう立論でなされているのかと。
私も日本学術会議の会員であり、総合科学技術会議を行革会議の委員として設置した一人なんですけれども、要は、学術とか科学、これはアジアにおいては重んじられる、アジア文化圏では。そういうのであるから、政治の波にもかかわらず、しかもかなり実務的な政策対話であるので、これは続けたらいいんではないかというような発言、外務大臣はそこに入っておられたんですからやってほしかったなと思いますし。
そのほか、ASEAN閣僚会合での二国間会談、またその他四つぐらいの会合を取りやめたり見送ったということですし、APECの際の閣僚会談もそれも取りやめる。それから、十九日、LNGですよ、LNGの産消会議といいますか、そのプロデューサーとインポーター、コンシューマーの会議、こういう閣僚会議も見送りですか。
私はやはり、苦しい中でも実務的なことについて多層的に、多角的に、日韓ですから、日韓はもうこれほど強い二国間関係がないという、ない関係の一つであるということは自明なわけですから、そういう覚悟を持って進めるという力学も重要ではないかと思いますね。
他方で、これは見解が分かれると思いますよ。こういうのは全部やめて、やはり国家間関係は頓挫しているんだということを強く打ち出すという考えもあるんですけれども、私が今述べたような観点もあるんだということをちょっと聞いていただきたいし、もし簡単なリアクションがあったらお願いします。