前田武志の発言 (国土交通委員会)

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○国務大臣(前田武志君) 吉田委員の御地元の大分市においても、かつて大発展した住宅都市が空洞化していると。それをいかに再生させるかというお取組をされているということも聞いておりまして、全国あらゆるところでそういう状況がもう今や出現しているわけでございます。
 これは、リチャード・クーさんの分析なんですけれど、今五千万戸以上ある日本のマイホームの現在価値が約二百二、三十兆円だと言うんですね。しかも、そのマイホームの平均的な寿命というのが二十五年、僅か二十五年で産業廃棄物になる惨状であります。それをせめて適宜、リフォーム、改修等を加えて長寿命化して資産価値を高めていく。アメリカ並みに、アメリカ並みというのはアメリカも大体木造が多いわけですから、アメリカ並みに七十年ぐらいに、五十年から七十年に寿命を増やすだけでこれが九百兆円になると言うんですね。
 そうすれば、それはもう国民の資産価値というのが、特にサラリーマンの唯一の資産でありますから、随分と高まる。そのための投資というものはやった方が得だと思えるような政策を打つ。そのスタートが、先ほど来、政務官あるいは局長がお答えしているような内容かと思います。
 加えて、実は取り壊して新たに造るよりも、例えばビルあるいはマンションなんかもそうらしいんですが、躯体を何とか補修しながらリフォームすると、トータルでいうと炭酸ガスの排出量八十たしか四、五%抑えること、建て直すよりも八四、五%炭酸ガスの排出量を抑えることができるということを何か東京大学なんかが中心になって実証をしているようであります。
 というようなことで、これはカーボンオフセットにもつながっていくような国民全て巻き込んでの広い運動になり得る。となれば、これを支えるあらゆる業種、職種、地域、全部そこに及ぶわけでございますから、これこそ私は持続可能な地域の経済をつくっていくし、また日本の成長戦略の基盤を支えると、こう思っております。

発言情報

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発言者: 前田武志

speaker_id: 33323

日付: 2012-03-22

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会