櫻井充の発言 (社会保障と税の一体改革に関する特別委員会)

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○櫻井充君 ありがとうございます。
 一般論としてそういう話になると思っているんですが、もう少し具体的に申し上げると、例えばアメリカではリーマン・ショックの後に物価が下落いたしました。このときには政策金利は五%程度からゼロまで引き下げられましたが、それでも物価は下がっております。一方で、何が起こったのかというと、貯蓄率が上がりまして、要するに不安感があったから貯蓄に走り、そしてその結果、物価が下がるという現象が見られます。
 我が国の場合には、将来の不安があって、高齢者を中心として相当額の金融資産を確保されていると。これが経済に回ってこないから、だからなかなかデフレから脱却してこないんだろうと思っていて、そういう意味において、この社会保障の制度を充実させて国民の皆さんから信頼感を得るということは私はデフレ脱却の一つにつながっていくものだと、そう思っております。
 この点については、是非総理からいろんな場面で御発言をいただきたいと思いますし、それからもう一点は、過度な価格競争をどうやめさせるかなんではないのかと思っています。
 小泉・竹中改革で、競争すれば幸せになれるんだと、歯を食いしばって頑張れと言われましたが、結果的に競争してきたのは何かというと、価格競争をずうっとやり続けてきたことであって、この同業他社との価格競争をどうやめさせていくのかというのはもう一つのデフレ脱却の道筋につながっていくんではないのかと思っておりますので、この点についても、これは答弁結構でございますので、御検討いただきたいと思います。
 最後に、私は、片山虎之助委員からこういう指摘がございましたが、今回何も社会保障と税の一体改革ということをやらなくても政府の信頼があったならばこれは財政再建のことだけ行ってくればよかったんではないかと、そのことが片山委員から指摘されましたが、私もまさしくそのとおりだと思っているんです。そういう意味で、今の政治に対する不信感を払拭するために、総理としての御決意をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 櫻井充

speaker_id: 7865

日付: 2012-08-10

院: 参議院

会議名: 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会